昨日深夜、樹海村公開記念ということでテレビ放映されていた『犬鳴村』を見た。
・呪いの村がある→分かる
・その呪いで人が死ぬ→分かる
・霊能者がその謎を解く→分かる
・霊能者は霊と会話が出来る→分かる
ここまでは良い。
・霊が物理的に持ち寄って来たフィルム+映写機で過去の謎を見る→!?
・霊パワーで過去の犬鳴村にタイムスリップする→!!??
・タイムスリップ先に現代で神隠しになっていた家族2人を見つけ助けようとする→!!??
・1人は何やかんや死ぬ→これは良いや
・託された赤子と共に村を脱出するが、過去←→現代の中間地点で赤子を民家に預け、それが自分の先祖になる→!!??
・何故か自分達は(霊パワーの手助けなしに)現代に戻れる→!!!???
…すごい、ものを見させてもらいましたね。敢えて言おう、カス(逆に難解)であると。
先ず、リアリティラインがどんどん降下する気持ち悪さがある。別に、ホラー映画なんだから超常現象とかは起きて良いんですよ。でも、序盤はせいぜいが霊視程度だったのに、一切の理屈なしに事態が抽象化していく。
次に、物語の推進方向がちぐはぐ。これ、大駄作『貞子』同様の現象です。
https://magiclazy.diarynote.jp/201905261938192394/
巻き込まれホラーと、土俗ミステリーが混在していてお話の筋が取っ散らかっている。例えば、初代『リング』は両者の方向性が合致していたんですよ。呪いを解くために、過去の謎を紐解いていく。それに引き換え今作も『貞子』も、神隠しに遭った近親者を探すことと過去を探ることが全くの別。バカ主人公、テメェは何がしてえんだ????
最後は、多くの登場人物をカットバックで往復したうえ回想まで被さる点ですね。まあさ、清水崇監督は出世作のビデオ版『呪怨』からして、オムニバス+時系列シャッフルをしていたよ。でも、お話自体は「呪いの家で皆死ぬ」という単純な道筋だったからこそ、活きるガジェットだった。一方今作は、上記2点の「逆に難解」成分と化学反応を起こして支離滅裂になっている。
2作目が作られるくらいだから、商業的には成功したんでしょう。でもクソ構成に加え、過剰なBGM・SE+実体感アリアリの幽霊演出…と魅力の全くないホラー要素。
これ、何が面白いんですか?僕がバカ過ぎるのか??
・呪いの村がある→分かる
・その呪いで人が死ぬ→分かる
・霊能者がその謎を解く→分かる
・霊能者は霊と会話が出来る→分かる
ここまでは良い。
・霊が物理的に持ち寄って来たフィルム+映写機で過去の謎を見る→!?
・霊パワーで過去の犬鳴村にタイムスリップする→!!??
・タイムスリップ先に現代で神隠しになっていた家族2人を見つけ助けようとする→!!??
・1人は何やかんや死ぬ→これは良いや
・託された赤子と共に村を脱出するが、過去←→現代の中間地点で赤子を民家に預け、それが自分の先祖になる→!!??
・何故か自分達は(霊パワーの手助けなしに)現代に戻れる→!!!???
…すごい、ものを見させてもらいましたね。敢えて言おう、カス(逆に難解)であると。
先ず、リアリティラインがどんどん降下する気持ち悪さがある。別に、ホラー映画なんだから超常現象とかは起きて良いんですよ。でも、序盤はせいぜいが霊視程度だったのに、一切の理屈なしに事態が抽象化していく。
次に、物語の推進方向がちぐはぐ。これ、大駄作『貞子』同様の現象です。
https://magiclazy.diarynote.jp/201905261938192394/
巻き込まれホラーと、土俗ミステリーが混在していてお話の筋が取っ散らかっている。例えば、初代『リング』は両者の方向性が合致していたんですよ。呪いを解くために、過去の謎を紐解いていく。それに引き換え今作も『貞子』も、神隠しに遭った近親者を探すことと過去を探ることが全くの別。バカ主人公、テメェは何がしてえんだ????
最後は、多くの登場人物をカットバックで往復したうえ回想まで被さる点ですね。まあさ、清水崇監督は出世作のビデオ版『呪怨』からして、オムニバス+時系列シャッフルをしていたよ。でも、お話自体は「呪いの家で皆死ぬ」という単純な道筋だったからこそ、活きるガジェットだった。一方今作は、上記2点の「逆に難解」成分と化学反応を起こして支離滅裂になっている。
2作目が作られるくらいだから、商業的には成功したんでしょう。でもクソ構成に加え、過剰なBGM・SE+実体感アリアリの幽霊演出…と魅力の全くないホラー要素。
これ、何が面白いんですか?僕がバカ過ぎるのか??
コメント