漫画雑記

2018年7月29日
漫画雑記
・棺かつぎのクロ 7巻発売
 旅人とコウモリと妖精姉妹の道中記がめでたく最終巻を迎えた。きゆづき先生は色遣いとディティールの豊かさが特徴の漫画家。アシを雇わず御一人で作業する方なので連載ペースは長く、代表作の「GA」「棺かつぎのクロ」共に10年の長期連載だった。
 萌え4コマというだけで敬遠される方は居るだろうが、台詞回しや話運びが卓越しているので食わず嫌いせずに読んで欲しい。2013年頃から画風が4コマデフォルメからリアル方向に変わったので、近巻の絵柄は取っつきやすい筈。
 GAと同じく設定集・画集が発売予定とのこと。来年冬まで待てと申すか…!

・単行本買ってる漫画メモ
歴史もの
青いホルスの眼、イザベラバード、チェーザレ、シャーリー、ヴィンランドサガ、イノサン、乙嫁語り、信長のシェフ、応天の門、アルテ、薔薇王の葬列、雪花の虎、レイリ、天竺熱風録、七人のシェイクスピア、めしあげ、ヴラドドラクラ、アンゴルモア
広義のミステリー
アバンチュリエ、京極堂シリーズ、約束のネバーランド、虚構推理、Dr.ストーン、夢に見たあの子のために、北北西に曇と行け、ジゼルアラン、ゴールデンカムイ、棺かつぎのクロ、来世は他人がいい
日常もの
僕僕先生、ハクメイとミコチ、フランケン、ハイスコアガール、妖怪の動物園、ダンジョン飯、亜人ちゃんは語りたい、最後のレストラン、あまんちゅ、ひとりぼっちの侵略、侠めし、とんがり帽子のアトリエ、私の少年、バーナード嬢いわく、忍ぶなチヨちゃん!、空電ノイズの姫君
バトル
亜人、東京喰種、ドリフターズ、進撃の巨人、銀英伝、不滅のあなたへ、狭い世界のアイデンティティー、軍靴のバルツァー、バスキュレ、黒鉄改
ホラー
デビルズライン、後遺症ラジオ、死人の声を聴くがよい
未分類
fragile、くじらの子らは砂上に唄う、創世のタイガ、銀河の死なない子供たちへ
 覚えてる範囲では63本。

おススメ5タイトル上げるとすれば
・ヴィンランドサガ
 幸村先生の前作「プラネテス」と同じく「一度生きることを諦めた男が再帰する話」なのだが、話の面白さは各段に上がっている。史実ではレイフによるヴィンランド入植は数十年で失敗し壊滅することになるのだが、そこを描くのか、そもそも作者存命中に終わるのか。
・Dr.ストーン
 サバイバルものというと(上に挙げた「創世のタイガ」のように)、一歩一歩生活状態を改善していく「レベル上げ感」が面白いもの。それを天才キャラを配することで、三段飛ばしで驀直する逆転の発想。これが許されるのは原作者の抜群のキャラ造形の賜物よなあ(「アイシールド21」の人と言えばわかり易いか)。
・ドリフターズ
 外連味でご飯3杯食べられる。ちょっと言語化出来ない。
・軍靴のバルツァー
 設定が本当に秀逸。一応架空戦記ものなのだが、帝国主義時代の大陸ヨーロッパをそのまま投影したような世界なので科学技術・文化・思想哲学・軍事のディティールがどれだけでも凝れる。異世界ミリタリーものの自由さがありながら、歴史小説のような「再現度」も込められる。天才。
・ダンジョン飯
 一つに絞るならこれ。九井先生は彊汎な教養を下地に世界観構築に投影されているので、作品を読む度畏怖を覚える。真の意味でトールキンの後継者。

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