SCGより。この時期のドラフト考察は値千金。
※拙訳、意訳を含みます
http://www.starcitygames.com/article/33809_Drafting-Digest-Kaladesh-And-GPAtlanta.html
さあ、待ちに待ったカラデシュの到来だ。回転翼機の強さ(使われる側からすればクソさかな?)でスタンダード環境は持ち切りだが、ドラフト環境は未だ固まっていない。競技レベルの環境考察は週末のGPアトランタまでお預けだろうが、まだ時間はある。どうせ待つぐらいなら、アイデアをくれないか?持ちつ持たれつさ。
それでは意見共有のために、最近プレイしたドラフトのピックを皆で見ていこうじゃないか。先ずは1パック目初手だ。(※画像1)
見て先ず思ったね。この初手は深いなと。全部プレイアブルだ、まあ《撃墜/Take Down》はサイドでだがね。ともかく他の13枚は全てメインに採用しうるカードだ。こういうパックがなぜ面白いかというと、同卓の他プレイヤーがどうなっているかが(1週して)分かるパックだからだ。
勿論、隣のプレイヤーの色を把握することで共存するのは大切だが、それと同じくらい卓全体でどの色が空いているかを知るのも重要だ。そうすれば、空いた色のカードをガメてることが出来るからね。だからこういうパックが来た時は、秒ピックせずパックの中身をしっかり記憶することで卓を把握するのに役立てよう。
さて、何を取るべきか?候補としては《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》、《通電の喧嘩屋/Voltaic Brawler》、《亢進するサイ/Thriving Rhino》、《改革派の霊気砲手/Aethertorch Renegade》だろうか。どれも素のサイズが優秀な上にプラス能力持ちだ。《改革派の霊気砲手/Aethertorch Renegade》はエネルギーに寄せたデッキでなら良いエネルギー補充手段になる。
初手で多色のカードを取るのは避けたい、《亢進するサイ/Thriving Rhino》のサイズが優秀なのを踏まえればとりわけね。だから先ず《通電の喧嘩屋/Voltaic Brawler》を選択肢から除外しよう。《改革派の霊気砲手/Aethertorch Renegade》も気が進まない、と言ってもこれは環境理解が進んでいないだけなのかもしれないが。とはいえ、選択肢を《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》と《亢進するサイ/Thriving Rhino》に狭めるのが無難だ。
《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》が良いのは、タフ1と相打ちにならず3マナ圏と相打ちできるパワーを持ったサイズであること、場に戻す能力が現実的であること、何より黒マナがなくとも2マナ3/2バニラの時点で優秀であることが挙げられる。ということで初手はこのレアにしよう。
1週目の残りでピックしたカードは次の通りだ(※右画像2)。
では9手目、自分のパックに戻ろう。(※右画像3)
ピック譜を見てもらえばわかる通りメインカラーは黒だが、2色目は未だ決まっていない。黒は1パック目にあった3枚中2枚が残っていて良い感じだ、卓の黒プレイヤーは二人だと想像できる。
他に得られる情報としては、《むら気な巨人/Wayward Giant》すら残ってないのを見ると赤と緑には何人も参加してることが分かる。それと唯一の青いカードである《理論霊気学者/Aether Theorist》が残っているのは、青が空いている強烈なシグナルだ。
以上から、2色目を青に確定して《理論霊気学者/Aether Theorist》を取ってもいいが、黒のカードを取る選択も捨てがたい。アグロ環境なのも考慮に入れると2マナ圏として《亢進するネズミ/Thriving Rats》は良いカードだ。とはいえ、このパックから得られた情報は2色目を決める鍵になる。2パック目のボムによっては色が変わるかもしれないが、それ以外では青黒2色になる可能性が高いだろう。
本文ここまで。
カラデシュではありませんが、ナベプロのドラフト記事が初手分析法を理論立てて説明しているので、この機会にぜひどうぞ。
【PTSOI特別企画】なべごく! ~渡辺雄也のドラフトの極意~
http://team-cygames.com/2016/05/02/1581/
※拙訳、意訳を含みます
http://www.starcitygames.com/article/33809_Drafting-Digest-Kaladesh-And-GPAtlanta.html
さあ、待ちに待ったカラデシュの到来だ。回転翼機の強さ(使われる側からすればクソさかな?)でスタンダード環境は持ち切りだが、ドラフト環境は未だ固まっていない。競技レベルの環境考察は週末のGPアトランタまでお預けだろうが、まだ時間はある。どうせ待つぐらいなら、アイデアをくれないか?持ちつ持たれつさ。
それでは意見共有のために、最近プレイしたドラフトのピックを皆で見ていこうじゃないか。先ずは1パック目初手だ。(※画像1)
見て先ず思ったね。この初手は深いなと。全部プレイアブルだ、まあ《撃墜/Take Down》はサイドでだがね。ともかく他の13枚は全てメインに採用しうるカードだ。こういうパックがなぜ面白いかというと、同卓の他プレイヤーがどうなっているかが(1週して)分かるパックだからだ。
勿論、隣のプレイヤーの色を把握することで共存するのは大切だが、それと同じくらい卓全体でどの色が空いているかを知るのも重要だ。そうすれば、空いた色のカードをガメてることが出来るからね。だからこういうパックが来た時は、秒ピックせずパックの中身をしっかり記憶することで卓を把握するのに役立てよう。
さて、何を取るべきか?候補としては《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》、《通電の喧嘩屋/Voltaic Brawler》、《亢進するサイ/Thriving Rhino》、《改革派の霊気砲手/Aethertorch Renegade》だろうか。どれも素のサイズが優秀な上にプラス能力持ちだ。《改革派の霊気砲手/Aethertorch Renegade》はエネルギーに寄せたデッキでなら良いエネルギー補充手段になる。
初手で多色のカードを取るのは避けたい、《亢進するサイ/Thriving Rhino》のサイズが優秀なのを踏まえればとりわけね。だから先ず《通電の喧嘩屋/Voltaic Brawler》を選択肢から除外しよう。《改革派の霊気砲手/Aethertorch Renegade》も気が進まない、と言ってもこれは環境理解が進んでいないだけなのかもしれないが。とはいえ、選択肢を《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》と《亢進するサイ/Thriving Rhino》に狭めるのが無難だ。
《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》が良いのは、タフ1と相打ちにならず3マナ圏と相打ちできるパワーを持ったサイズであること、場に戻す能力が現実的であること、何より黒マナがなくとも2マナ3/2バニラの時点で優秀であることが挙げられる。ということで初手はこのレアにしよう。
1週目の残りでピックしたカードは次の通りだ(※右画像2)。
では9手目、自分のパックに戻ろう。(※右画像3)
ピック譜を見てもらえばわかる通りメインカラーは黒だが、2色目は未だ決まっていない。黒は1パック目にあった3枚中2枚が残っていて良い感じだ、卓の黒プレイヤーは二人だと想像できる。
他に得られる情報としては、《むら気な巨人/Wayward Giant》すら残ってないのを見ると赤と緑には何人も参加してることが分かる。それと唯一の青いカードである《理論霊気学者/Aether Theorist》が残っているのは、青が空いている強烈なシグナルだ。
以上から、2色目を青に確定して《理論霊気学者/Aether Theorist》を取ってもいいが、黒のカードを取る選択も捨てがたい。アグロ環境なのも考慮に入れると2マナ圏として《亢進するネズミ/Thriving Rats》は良いカードだ。とはいえ、このパックから得られた情報は2色目を決める鍵になる。2パック目のボムによっては色が変わるかもしれないが、それ以外では青黒2色になる可能性が高いだろう。
本文ここまで。
カラデシュではありませんが、ナベプロのドラフト記事が初手分析法を理論立てて説明しているので、この機会にぜひどうぞ。
【PTSOI特別企画】なべごく! ~渡辺雄也のドラフトの極意~
http://team-cygames.com/2016/05/02/1581/
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