エネルギー革命

2016年11月10日
エネルギー革命
エネルギー革命
エネルギー革命
ここ2週間で変化をしているエネルギーデッキのまとめ。

・ティムールエネルギービート

Competitive Standard Constructed League on November 7, 2016

Planeswalker (2)
2 Jace, Unraveler of Secrets
Creature (20)
4 Bristling Hydra
4 Longtusk Cub
4 Servant of the Conduit
4 Tireless Tracker
4 Whirler Virtuoso
Sorcery (10)
4 Attune with Aether
2 Confiscation Coup
4 Incendiary Flow
Instant (4)
4 Harnessed Lightning
Artifact (2)
1 Aetherworks Marvel
1 Skysovereign, Consul Flagship
Land (22)
4 Aether Hub
4 Botanical Sanctum
2 Cinder Glade
3 Evolving Wilds
5 Forest
2 Island
1 Mountain
1 Wandering Fumarole

 PTカラデシュの前後では《静電気式打撃体/Electrostatic Pummeler》にジャイグロをブン投げて4キルを目指すタイプが主だったエネルギービートも、環境の変化に合わせ形を変えつつあります。青白の繰り出してくるガンカード2種(呪文捕らえ+アヴァシン)に対抗できる《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》を取るようになったのはどのタイプにも共通しています。
 エネルギーアグロの強みは2つあります。「リリアナにマウントを取られにくい唯一のビートダウン」というのが一つ目です。作り手、操縦者、霊魂など低マナの多くがタフ1の赤白系機体、霊魂がタフ1であるのに加えてコプターとギデオン以外にリリアナを攻めに行く生物が居ない青白ミッドは3Tリリアナの動きを苦手としています。最近黒緑高揚を狩るデッキとして注目されている赤黒マッドネスもタフ1が多いのは知られています。一方のエネルギーアグロはリリアナにタダで落とされる生物は居ません。また牙長獣や喧嘩屋といった2マナ生物はリリアナのパワーマイナス修正の上からアタック出来るクロックの高さを持っています。
 もう一つの強みは「除去をメインで打たざるを得ない」というエネルギ―デッキ特有のものがあります。ビートダウンへの除去はコンバット時に打つのがセオリーですが、前述したコンボ型のエネルギーデッキも未だに存在しており、定数ダメ―ジ・修正の除去に撃砕確約、確定除去に顕在的防御を合わされると致命的なテンポミスになってしまうために安定策としてメインで除去を打たざるを得ません。結果、そこで節約されたエネルギーが蓄霊稲妻、牙長獣、ハイドラに充てられたり、緑巨人の安定着地につながることになるのです。

・4Cエネルギー

Standard PTQ on 11/05/2016

Planeswalker (3)
3 Tamiyo, Field Researcher
Creature (25)
4 Archangel Avacyn
3 Reflector Mage
4 Servant of the Conduit
4 Spell Queller
2 Tireless Tracker
4 Voltaic Brawler
4 Woodland Wanderer
Sorcery (3)
3 Attune with Aether
Instant (7)
3 Blossoming Defense
4 Harnessed Lightning
Land (22)
4 Aether Hub
4 Botanical Sanctum
3 Evolving Wilds
4 Forest
4 Inspiring Vantage
1 Island
1 Mountain
1 Plains

 調和、召使い、霊気拠点で何色でも出せるためこんな多色グッドスタッフを組むことが出来るのもエネルギーデッキの魅力?です。ただ4Cダブシンありで調和の枚数ケチるのはアリなのかなあ…。

・赤緑霊気池

GRAND PRIX WARSAW 49th

Creature (17)
3 Aethertorch Renegade
4 Bristling Hydra
2 Ishkanah, Grafwidow
4 Emrakul, the Promised End
4 Ulamog, the Ceaseless Hunger
Sorcery (3)
3 Collective Defiance
Instant (7)
4 Harnessed Lightning
3 Lightning Axe
Artifact (8)
4 Aetherworks Marvel
4 Woodweaver’s Puzzleknot
Enchantment (4)
4 Vessel of Nascency
Land (23)
4 Aether Hub
3 Cinder Glade
7 Forest
7 Mountain
2 Shrine of the Forsaken Gods

・ティムール霊気池

STANDARD MOCS on 06/11/2016

Planeswalker (2)
2 Chandra, Torch of Defiance
Creature (12)
4 Emrakul, the Promised End
2 Ishkanah, Grafwidow
4 Servant of the Conduit
2 World Breaker
Sorcery (8)
4 Attune with Aether
4 Cathartic Reunion
Instant (6)
2 Grapple with the Past
4 Harnessed Lightning
Artifact (6)
4 Aetherworks Marvel
2 Woodweaver’s Puzzleknot
Enchantment (4)
4 Vessel of Nascency
Land (22)
4 Aether Hub
2 Evolving Wilds
8 Forest
4 Game Trail
4 Mountain

・ジャンド霊気池

GRAND PRIX WARSAW 25th
Planeswalker (3)
3 Liliana, the Last Hope
Creature (12)
4 Servant of the Conduit
3 Emrakul, the Promised End
3 Ishkanah, Grafwidow
1 Pilgrim’s Eye
1 Noxious Gearhulk
Sorcery (7)
4 Attune with Aether
2 Traverse the Ulvenwald
1 Cathartic Reunion
Instant (6)
4 Harnessed Lightning
1 Kozilek’s Return
1 Unlicensed Disintegration
Artifact (7)
4 Aetherworks Marvel
3 Woodweaver’s Puzzleknot
Enchantment (4)
4 Vessel of Nascency
Land (21)
8 Forest
1 Mountain
2 Swamp
4 Blooming Marsh
1 Smoldering Marsh
1 Evolving Wilds
4 Aether Hub

 PTの最大勢力だったものの、青白の呪文捕らえ、コントロールや4C機体の儀礼的拒否によって殲滅させられた霊気池デッキ。しかしながら青白殺すマン黒緑高揚に構造上強く、(PT期よりはいくらか)霊気池以外の勝ち筋を模索したデッキが勢力を伸ばしつつあります。
 カラーリングには違いがあるものの、共通するのは①コンボ特化しない②高揚成分が高いの2点。
 PT期は安堵の再会、有事対策、2種の組細工、光りもの集めの鶴といったエネルギー供給+霊気池サーチに加えエルドラージを6枚以上積むことで4Tコンボに特化していました。ところが安定性がもともとない上に前記した阻害カード1枚で詰んでしまうため、コンボ特化カードは大幅に減っています。
 もう一つは高揚成分。ここ2週間の黒緑高揚を巡る動きはPT異界月をなぞるかのように、「誰が安定して早くエムラを出せるか」を争っているように思えます。とはいえ、異界月の頃と違うのはビートダウンを咎める衰滅がなく、低マナ全除去をすり抜けるコプター、ギデオンがある、呪文捕らえと儀礼的拒否があることから「霊気池特化が環境の最適解にはなりえない」というのが面白いところ。
 最新トレンドとしては霊気池ミラーを目指した安堵の再会組細工エルドラガン積みのコンボ特化型が一時的に復活していますが、安定性も妨害耐性もないので環境覇者になることはないでしょう。


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