新セット発売恒例、チャネルLSVの全カードリミテレビューの試し訳です。他の方が既に訳をしていた場合は消すので報告お願いします。
※拙訳、意訳を含みます
http://www.channelfireball.com/articles/aether-revolt-limited-set-review-white/
霊気紛争リミテレビューへようこそ!カラデシュブロック2番目のセットということもあり、既存メカニズムを見直すのはそれほど厄介なものにはならないだろう。カラデシュから続くのは二つ、エネルギーと機体だ(おっと、製造は退場している)。先ず、この2メカニズムはカラデシュと同じく霊気紛争でも通用するものだと想定してみよう。それを出発点に、新メカニズム2つを大胆に分析する足掛かりとしよう。
紛争
呪文やパーマネントに登場するこの能力は、このターンに自身のパーマネントが戦場を離れていた際に追加の効果を与えるというものだ。呪文ではその解決時、パーマネントでは戦場に出た時にチェックされる。
紛争は複雑なメカニズムではない。余程意識した構成にもしない限り、大体のドラフトでは偶に達成する程度のものだと私は考えている。このセットには軽量アーティファクトやハスク生物のような紛争とシナジーがあるので、紛争カードを扱う際にそういうコンボカードがあれば特筆していこう。
即席
即席持ちのカードはキャストする際、アーティファクトを1つタップするごとにを無色1マナ(失礼、正しくは不特定マナ1だ)を減らすことが出来る。基本的に召集能力が生物からアーティファクトに代わったものだと言えるのだが、違いとしては色マナの支払いには使えない点がある(4Uの即席持ちは、最低でもUの支払いをしなければならない)。
即席はシナジー重視の能力ではあるが、多くのカードは1、2点のマナ軽減で使用に足るマナコストに設定されている。そのため、即席は全力で向かうというよりは、少し意識して組む程度だと考えている。とはいえ、アーティファクトを多数並べることでぐっと強くなる即席持ちや、それを実現してくれるアーティファクト生成カードがあればピックアップするつもりだ。
それでは点数表に移ろうか。いつも言っているけれど、カードへのコメントにあるような固有の事情は点数評価には反映されていないことは覚えていてほしい。
点数表
殿堂隔離枠:群れネズミ、梅澤の十手
5.0:神オブ神:(《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn(SOI)》、《死の宿敵、ソリン/Sorin, Grim Nemesis(SOI)》)
4.5:ボム。とはいえ対抗策は皆無ではない:《ギトラグの怪物/The Gitrog Monster(SOI)》、《罪人への急襲/Descend upon the Sinful(SOI)》、《秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets(SOI)》、《アヴァシンの裁き/Avacyn’s Judgment(SOI)》
4.0:良レア、若しくはトップアンコ:《内部着火/Burn from Within(SOI)》、《悪魔の遊び場/Devils’ Playground(SOI)》、《神出鬼没な拷問者/Elusive Tormentor(SOI)》
3.5:トップクラスのアンコ:《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter(SOI)》、《首折れ路の乗り手/Breakneck Rider(SOI)》、《癇しゃく/Fiery Temper(SOI)》
3.0:カットに値する良カード:《墓モグラ/Graf Mole(SOI)》、《不屈の聖戦士/Dauntless Cathar(SOI)》、《薄暮のニブリス/Niblis of Dusk(SOI)》
2.5:デッキから抜かない良カード:《ネファリアの月ドレイク/Nephalia Moondrakes(SOI)》、《嵐乗りの精霊/Stormrider Spirit(SOI)》、《灰と化す/Reduce to Ashes(SOI)》
2.0:抜けることもあるカード:《邪悪の暴露/Expose Evil(SOI)》、《鼓舞する隊長/Inspiring Captain(SOI)》、《セルホフのランプ灯し/Lamplighter of Selhoff(SOI)》
1.5:抜けるか半々:《分かれ道/Fork in the Road(SOI)》、《既決殺人犯/Convicted Killer(SOI)》、《戦闘的な審問官/Militant Inquisitor(SOI)》
1.0:ほぼ入らないカード:《黴墓のゴミあさり/Moldgraf Scavenger(SOI)》、《吸血貴族/Vampire Noble(SOI)》、《海墓のスカーブ/Seagraf Skaab(SOI)》
0.5:最底辺、若しくはサイドカード:《侵襲手術/Invasive Surgery(SOI)》、《天上からの導き/Ethereal Guidance(SOI)》、《武器庫の開放/Open the Armory(SOI)》
0.0:役立たず:《嵐の活用/Harness the Storm(SOI)》、《突沸の器/Vessel of Volatility(SOI)》
…
………
※拙訳、意訳を含みます
http://www.channelfireball.com/articles/aether-revolt-limited-set-review-white/
霊気紛争リミテレビューへようこそ!カラデシュブロック2番目のセットということもあり、既存メカニズムを見直すのはそれほど厄介なものにはならないだろう。カラデシュから続くのは二つ、エネルギーと機体だ(おっと、製造は退場している)。先ず、この2メカニズムはカラデシュと同じく霊気紛争でも通用するものだと想定してみよう。それを出発点に、新メカニズム2つを大胆に分析する足掛かりとしよう。
紛争
呪文やパーマネントに登場するこの能力は、このターンに自身のパーマネントが戦場を離れていた際に追加の効果を与えるというものだ。呪文ではその解決時、パーマネントでは戦場に出た時にチェックされる。
紛争は複雑なメカニズムではない。余程意識した構成にもしない限り、大体のドラフトでは偶に達成する程度のものだと私は考えている。このセットには軽量アーティファクトやハスク生物のような紛争とシナジーがあるので、紛争カードを扱う際にそういうコンボカードがあれば特筆していこう。
即席
即席持ちのカードはキャストする際、アーティファクトを1つタップするごとにを無色1マナ(失礼、正しくは不特定マナ1だ)を減らすことが出来る。基本的に召集能力が生物からアーティファクトに代わったものだと言えるのだが、違いとしては色マナの支払いには使えない点がある(4Uの即席持ちは、最低でもUの支払いをしなければならない)。
即席はシナジー重視の能力ではあるが、多くのカードは1、2点のマナ軽減で使用に足るマナコストに設定されている。そのため、即席は全力で向かうというよりは、少し意識して組む程度だと考えている。とはいえ、アーティファクトを多数並べることでぐっと強くなる即席持ちや、それを実現してくれるアーティファクト生成カードがあればピックアップするつもりだ。
それでは点数表に移ろうか。いつも言っているけれど、カードへのコメントにあるような固有の事情は点数評価には反映されていないことは覚えていてほしい。
点数表
殿堂隔離枠:群れネズミ、梅澤の十手
5.0:神オブ神:(《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn(SOI)》、《死の宿敵、ソリン/Sorin, Grim Nemesis(SOI)》)
4.5:ボム。とはいえ対抗策は皆無ではない:《ギトラグの怪物/The Gitrog Monster(SOI)》、《罪人への急襲/Descend upon the Sinful(SOI)》、《秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets(SOI)》、《アヴァシンの裁き/Avacyn’s Judgment(SOI)》
4.0:良レア、若しくはトップアンコ:《内部着火/Burn from Within(SOI)》、《悪魔の遊び場/Devils’ Playground(SOI)》、《神出鬼没な拷問者/Elusive Tormentor(SOI)》
3.5:トップクラスのアンコ:《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter(SOI)》、《首折れ路の乗り手/Breakneck Rider(SOI)》、《癇しゃく/Fiery Temper(SOI)》
3.0:カットに値する良カード:《墓モグラ/Graf Mole(SOI)》、《不屈の聖戦士/Dauntless Cathar(SOI)》、《薄暮のニブリス/Niblis of Dusk(SOI)》
2.5:デッキから抜かない良カード:《ネファリアの月ドレイク/Nephalia Moondrakes(SOI)》、《嵐乗りの精霊/Stormrider Spirit(SOI)》、《灰と化す/Reduce to Ashes(SOI)》
2.0:抜けることもあるカード:《邪悪の暴露/Expose Evil(SOI)》、《鼓舞する隊長/Inspiring Captain(SOI)》、《セルホフのランプ灯し/Lamplighter of Selhoff(SOI)》
1.5:抜けるか半々:《分かれ道/Fork in the Road(SOI)》、《既決殺人犯/Convicted Killer(SOI)》、《戦闘的な審問官/Militant Inquisitor(SOI)》
1.0:ほぼ入らないカード:《黴墓のゴミあさり/Moldgraf Scavenger(SOI)》、《吸血貴族/Vampire Noble(SOI)》、《海墓のスカーブ/Seagraf Skaab(SOI)》
0.5:最底辺、若しくはサイドカード:《侵襲手術/Invasive Surgery(SOI)》、《天上からの導き/Ethereal Guidance(SOI)》、《武器庫の開放/Open the Armory(SOI)》
0.0:役立たず:《嵐の活用/Harness the Storm(SOI)》、《突沸の器/Vessel of Volatility(SOI)》
《神盾自動機械/Aegis Automaton(AER)》
リミテッド:1.5点
(起動に色マナを必要とするアーティファクトは実質有色カードなので、それぞれの色で評価していくよ)
こういうカードがあるのはいいね。強力ってほどではないが、長期戦でマナの使い道になるカードは大好きだ。遅めのデッキなら0/3というサイズは壁として頼りになるし、起動能力は後々アドバンテージをもたらしてくれる。コントロールデッキをやるならぜひとも1枚欲しいが、殆どのデッキは興味も示さないだろうから早い巡目でピックする必要はない。
《浮遊化改造/Aerial Modification(AER)》
リミテッド:1.5点
オーラカードはリスキーではあるが、除去されなかったときの見返りがデカいなら使う価値はある。《浮遊化改造/Aerial Modification》は大量の打点を確保するカードであり、仮に返しで除去されるとしてもワンパン通すのは容易だ。このカードを使うようなデッキなら機体は2~4枚は取れているだろうから、機体を生物化する能力も重要だ。
デメリットとしては5マナという重さゆえに1ターンまるまると、エンチャント先を必要とするってことだ。フィニッシャーとして起用するのは白いアグロぐらいだろうから、入るデッキは限られるね。
《飛空士の提督/Aeronaut Admiral(AER)》
リミテッド:3.0点
4マナ3/1飛行というのは、特にアグロでは文句なしの性能なんだが、機体に飛行を付与する能力が付いてくるなんて飛び上がるほど嬉しいおまけだ。ビートで使いたいカードだがタフネスが1しかないので、既に機体カードが取れていたからと言って過大評価してはいけない。機体7枚のデッキなんて事故るのが目に見えているから、シナジーありきで構築するよりもプラス能力持ちのフライヤーとして扱う方が良いだろう。
《霊気査閲者/Aether Inspector(AER)》
リミテッド:1.5点
4マナ2/3は、アタックが通るにはターンに対してちと心許ないサイズなのでこの攻撃誘発サイクルの中では弱いカードだ。アタックが通るなら強いとは言えるが、わざわざそこまでする価値はないね。
《霊気晶の鉱夫/Aethergeode Miner(AER)》
リミテッド:3.5点
十分なパワーを持つパワー2にプラス能力が二つ目もついているなら上等、《霊気晶の鉱夫/Aethergeode Miner》はどんなデッキでも通用する。マナレシオが優秀なためエネルギー供給手段のないデッキでも充分なのに、ひとたびそれが可能なデッキに入ったら…相手を悩ますこと請け合いだ。ブロックして必要とあらばブリンクすることも、気軽にアタックして相打ちが嫌ならエネルギーと引き換えに戦闘から除外することも出来る。
《急降下飛空士/Airdrop Aeronauts(AER)》
リミテッド:3.5点
こういうデザインの紛争カードは好きだ。飛行持ちで紛争未達成でも使えるし、いざ達成すれば破格の性能になる。どっちに転んでも良い。無理してまでとは言わないが、ライフ5点にはそれなりの価値があるので可能ならば狙ってみよう。それに、5マナは2~3マナの紛争カードに比べ相打ちを強いる状況に持っていきやすいだろう。
《路地への回避/Alley Evasion(AER)》
リミテッド:3.0点
フレーバー:2.0点
名前に反して回避能力を与えないのかよ!1点減点!
軽くて汎用性のあるバットリは強いってのは通りが良いものだが、こいつは1マナとは思えない働きをしてくれる。大抵のコンバットを制してくれる一方で(+1/+2という修正値がどれだけ強いかってことは、時のらせんリミテで狩りの興奮が証明している)、除去から生物を守るモードも使いでがある。
バウンスだから紛争の達成としても使えるし、紛争持ち生物を戻して出し直すというのもイカしたプチコンボじゃないか?
《大胆な潜入者/Audacious Infiltrator(AER)》
リミテッド:2.0点
「大胆」は言い過ぎだね。だって2マナ3/1は悪くないけど、ぶっ飛んでるってほどじゃないだろ?そこそこ潜入者とかまあまあ潜入者ぐらいが合っている。
2マナ域が足りない?彼の出番だ。アグロデッキ?なら使ってやれ。でなければ…惹かれるものはないね。ちゃちなブロック能力制限を持ってはいるが、その程度だよ。
《砦の執行官/Bastion Enforcer(AER)》
リミテ:1.5点
私はなんでこのような 弱い生物入れにゃならぬ これもぜひないリミテなら
《結束への呼びかけ/Call for Unity(AER)》
リミテ:2.0~4.0点
難しい指令だ。ポジティブに見るなら、カウンター1個でそれなり、2個乗った暁には長期戦は制したと言っていい。一方、5マナ払った挙句に何の働きもしないリスクも背負うことになる。相手ターンにパーマネントが場を離れても、何もしないからね。
チャンプアタック覚悟で自軍をコンバットで突っ込ませ、第二メインにこれを貼るというのは多々ありそうだ。修正値が以後増える可能性のある5マナアンセムは強力だ。
有効活用するには多くの生物、最大限活かすには生贄効果のカードを必要とする。トークン生成、生物カウント、サクリ台の揃ったデッキなら間違いなくボムと化す。半面、生物カウントが12~14、シナジーが特段見当たらないデッキでは力を発揮するのは難しいだろう。
…
………
コメント