異形コレクション 涙の招待席
2018年2月13日https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334775452
本屋で見つけ、縷々滂沱。
私を短編と怪奇の楽しさに目覚めさせてくれたシリーズの新刊(傑作選とはいえ)に嬉しさが止まらない。どうか、また定期刊行してくれないものか。
私的ベスト3
・黒い遊園地
異形コレクションの存在を初めて知り、リアルタイムで追い始めた1冊。「菊池秀行のニッケルオデオン」は何度読み返したか知れない。
・ひとにぎりの異形
アンソロの中でも類を見ない、新作ショートショートのみを揃えた一冊。短編集を読む喜びに充ちている。
・アジアン怪奇
日本から天竺、西アジアの砂漠まで。テーマアンソロジーの風合いが最も強い一冊。編者の井上雅彦は膨大な短編を執筆されているが、ここに収録された「翩譚集 あるいは、或る都の物語」は氏のベストワークだと思っている。
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