春アニメ中間評価
2018年6月3日
視聴を続けているのがFate映画宣伝、ヒナまつり、ルパン三世PART5、シュタゲ0の4本。
・衛宮さんちの今日のごはん
http://www.nicovideo.jp/watch/sm33182853
Heaven’s Feel第二章のテーザー公開されたね。
”エミヤ”がかかる中「つまるところ、私とおまえの戦いは」「外敵との戦いではなく、自身を賭ける戦いだという事だ」の台詞を聴くために生きてます。
・ヒナまつり
高品質で安定してはいるが、突出するものはない。優等生。
・ルパン三世PART5
佇まいが正に映画的。説明を言葉に託さず、視覚的に提供することで情報量と考察の幅を与えている。事情を台詞で説明しなければいけない下りでも、一味の食事シーンにすることで映像的に単調にせず、且つ各人の個性を伝えている。(詳しくは福田里香先生の「フード理論」を参照)。
現在放映されているアルベール編に入ってから更に磨きがかかっている。ルパンの宿敵アルベールはゲイなのだが、その描き方がとにかく上手い。ダブルベッドの枕2つ、最前まで吸っていた葉巻をパートナーにすっと翳す演出でそれと分からせる。戯画化せず、かといってシリアスな問題提起でもない。LGBTの描きとして大人だし、ルパン=異性愛者の対極にある男アルベール=同性愛者を示す機能も果たしている。
この質のものが現在、毎週放映されていることが幸せだよ。
・シュタインズ・ゲート0
ノベルゲームとしてあれだけダメだった原作をよくぞここまで高めたと驚嘆する出来。
構成の手腕が神がかり的。無印シュタゲは原作がほぼ1本筋、且つ2クールあったためアニメ化に際しても忠実に作れば自然と上手くいった。対しシュタゲ0は分岐があり、且つ1クール制限なので取捨選択の労は察するものがある。過去日記にも書いたが、破綻なく1本筋に再構成出来たのは褒められるべき。
http://magiclazy.diarynote.jp/201803311141019428/
それと関連して、次回への引きが毎回上手い。ラボ襲撃、ダイバージェンス変動からの”牧瀬紅莉栖”との再会など、興味を持続させたまま話が終わる(クレジットが”アマデウス”ではなく”紅莉栖”になっているのも細かい)。週映放送のアニメの特性を巧く活かしている。
最後に、BGMの使い方(盛り上げ)が上手い。説明が必要になるが、ノベルゲームとBGMは相性が悪い。何故かというと、ノベルゲームはクリックして行を読み進めるものだから、曲のサビ部分と展開されている情景の盛り上がりを有機的に繋げることは出来ないからだ。とはいえ、バトル曲の入りを激しいものにして「場面転換」を意識づける作品は多いし、「魔法使いの夜」のようにエフェクトを使い疑似アニメーション化させて曲の進みと展開をリンクさせる作品もある。ノベルゲームだって勿論凄い。
で、シュタゲ0に戻る。原作ゲームのBGM流用が多いが、だからこそその扱いは難しい。曲が中途半端にブツ切りになったりせず、場面の盛り上がりに曲もリンクする。秒単位の作品管理があってこその自然さ。Re-awakeの使い方に否が応でも期待が高まる。無印アニメの「オペレーションスクルド」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15594565
部分も、原作を遥かに凌ぐ興奮があったからね。
シリーズ全体、1話単位、ひと場面。ぼかぁシュタゲ0の「お話」を褒める気はないが、アニメの作りは見事だと思いますよ。
シュタゲ0原作の愚痴はひみつで。
・衛宮さんちの今日のごはん
http://www.nicovideo.jp/watch/sm33182853
Heaven’s Feel第二章のテーザー公開されたね。
”エミヤ”がかかる中「つまるところ、私とおまえの戦いは」「外敵との戦いではなく、自身を賭ける戦いだという事だ」の台詞を聴くために生きてます。
・ヒナまつり
高品質で安定してはいるが、突出するものはない。優等生。
・ルパン三世PART5
佇まいが正に映画的。説明を言葉に託さず、視覚的に提供することで情報量と考察の幅を与えている。事情を台詞で説明しなければいけない下りでも、一味の食事シーンにすることで映像的に単調にせず、且つ各人の個性を伝えている。(詳しくは福田里香先生の「フード理論」を参照)。
現在放映されているアルベール編に入ってから更に磨きがかかっている。ルパンの宿敵アルベールはゲイなのだが、その描き方がとにかく上手い。ダブルベッドの枕2つ、最前まで吸っていた葉巻をパートナーにすっと翳す演出でそれと分からせる。戯画化せず、かといってシリアスな問題提起でもない。LGBTの描きとして大人だし、ルパン=異性愛者の対極にある男アルベール=同性愛者を示す機能も果たしている。
この質のものが現在、毎週放映されていることが幸せだよ。
・シュタインズ・ゲート0
ノベルゲームとしてあれだけダメだった原作をよくぞここまで高めたと驚嘆する出来。
構成の手腕が神がかり的。無印シュタゲは原作がほぼ1本筋、且つ2クールあったためアニメ化に際しても忠実に作れば自然と上手くいった。対しシュタゲ0は分岐があり、且つ1クール制限なので取捨選択の労は察するものがある。過去日記にも書いたが、破綻なく1本筋に再構成出来たのは褒められるべき。
http://magiclazy.diarynote.jp/201803311141019428/
それと関連して、次回への引きが毎回上手い。ラボ襲撃、ダイバージェンス変動からの”牧瀬紅莉栖”との再会など、興味を持続させたまま話が終わる(クレジットが”アマデウス”ではなく”紅莉栖”になっているのも細かい)。週映放送のアニメの特性を巧く活かしている。
最後に、BGMの使い方(盛り上げ)が上手い。説明が必要になるが、ノベルゲームとBGMは相性が悪い。何故かというと、ノベルゲームはクリックして行を読み進めるものだから、曲のサビ部分と展開されている情景の盛り上がりを有機的に繋げることは出来ないからだ。とはいえ、バトル曲の入りを激しいものにして「場面転換」を意識づける作品は多いし、「魔法使いの夜」のようにエフェクトを使い疑似アニメーション化させて曲の進みと展開をリンクさせる作品もある。ノベルゲームだって勿論凄い。
で、シュタゲ0に戻る。原作ゲームのBGM流用が多いが、だからこそその扱いは難しい。曲が中途半端にブツ切りになったりせず、場面の盛り上がりに曲もリンクする。秒単位の作品管理があってこその自然さ。Re-awakeの使い方に否が応でも期待が高まる。無印アニメの「オペレーションスクルド」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15594565
部分も、原作を遥かに凌ぐ興奮があったからね。
シリーズ全体、1話単位、ひと場面。ぼかぁシュタゲ0の「お話」を褒める気はないが、アニメの作りは見事だと思いますよ。
シュタゲ0原作の愚痴はひみつで。
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