天気の子

2019年8月2日 映画
天気の子
 問題を抱えた少年少女、疑似家族、電波じみた主張と大人の無理解。極めつけがラストでのセカイ系的選択!脳が溶けてきやがる…犯罪的だ…!

 君の名は。期待で来てるらしい高校生はキンキンに冷えた表情で劇場出ていたけど、おっさんの僕は悶え苦しんでました。とはいえ古臭いかと言えばそうではなくて。
「ほしのこえ」「雲の向こう、約束の場所」の決断とセカイの変容のみならず、
「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」の人生の足踏みと失意、
「星を追う子供たち」のジブリ的調度・建物外装のデザインと色調、
「君の名は。」のポップさ(キャラ萌えのみならず音楽の入りとモンタージュ、メインテーマのリフレインetc)
といったように、これまでの新海監督の全要素を踏まえた上で新たな映画になってます。

 君縄より間違いなく人を選ぶ映画ですが、新海監督の文学性や全盛期ギャルゲーが好きなら狂い死にすること請け合い。令和の御代にゼロ年代の想像力が爆発する!


 

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