2019年映画振り返り 下半期
2019年12月29日 映画 下半期は60本くらい観ました。
〇ワースト
ジュマンジ・ネクストレベル
https://magiclazy.diarynote.jp/201912242358429869/
書いた通り。
〇ベスト10
・チャイルドプレイ(2019)
https://magiclazy.diarynote.jp/201907212356316844/
トイストーリー4のあるべき姿。マジで。
・スノーロワイヤル
ヤクザ2派の争い:用心棒
子煩悩ニーソンの復讐:96時間
勘違いとすれ違いによる状況の悪化:ファーゴ
キチガイパレード:タランティーノ作品
凄まじいジャンルミックス。エンドクレジットのin order of "dis"appearance(退場順人物紹介)に至るまで、端正さと黒い笑いに溢れた奇作。
・工作 黒金星と呼ばれた男
北朝鮮の核開発を探るためビジネスマンとして入り込んだ韓国スパイが、遂には金正日への謁見も果たす…という粗筋ではサスペンスに思うが、半ば折り返してまさかの友情ものにシフトしていく。ラスト、南北朝鮮の友好使節の会見会場の両端で無言で互いを認め合うショットが象徴的。
・Us
ジョーダン・ピール、兎に角映像的な伏線の作り方が上手すぎる。それも大ネタじゃなくて、握手・発煙筒、お化け屋敷の時計など小ネタで散りばめてくる手腕よ。これが長編2作目とは思えない老練さなので、とんでもない監督になっていきそう。
・ガリーボーイ
去年の「パッドマン」、今年では今作や「あなたの名前を呼べたなら」など、インドは格差や社会問題のスケールが途轍もないから物語もダイナミックになるよなあ。ラップ部分の日本語字幕韻が(いとうせいこう監修とは思えないほど)ショボいところ以外は最高。
・アイリッシュマン
ギャング映画で振り返る、戦後アメリカ史。上映時間・形態・興行と全ての面において従来の映画の枠をはみ出た作品を、外ならぬ巨匠スコセッシが撮った辺り、もう映画産業をネットフリックスが変えてしまったことは疑いようがないのよね。
〇ベスト3
・ジョーカー
https://magiclazy.diarynote.jp/201910070203107225/
ラッパー辞めて以降のホアキンは演技お化け。
・ジョンウィック3 パラベラム
序盤の博物館お宝活用戦、モロッココンチネンタルでの高低差バトルとマンネリとは一切無縁のアクションシリーズ。中でも動物を起用したのはチャド監督流石だわ。
「カンフーヨガ」はジャッキーがどれだけ凄い体技を見せても、動物がCGでふわふわしてたせいで緊張感ゼロだった。一方JW3では動物は実物で、やられる人間側を映像処理している。実写だからこそCGには出せない細かい動きがあるし(犬がダッシュで飛び掛かると、顎で把持しながら犬の体が半円を描く)、アクションの組み立て方そのものもリアルにならざるを得なくなる。2015年からのアクション実写化への回帰、その最前線に立つのがジョンウィックシリーズなのは間違いない。
・ドクタースリープ
https://magiclazy.diarynote.jp/201912090030226922/
「ショーシャンクの空に」や「シャイニング」に匹敵する世紀の名作とは言わんが、コンテンツ実写化の最も幸福な形。どこにも角を立てず、調和の取れた形で物語を提示できるあたり、「ジェラルドのゲーム」に続いてフラナガン監督の並外れた力量を知らされた。
〇別格
・天気の子
https://magiclazy.diarynote.jp/201908021945422423/
ゼロ年代ムーブを経験したキモオタでこれに嗚咽しないのは無理だよ。人生ベスト級なので当然2019年最高の映画です。
〇ワースト
ジュマンジ・ネクストレベル
https://magiclazy.diarynote.jp/201912242358429869/
書いた通り。
〇ベスト10
・チャイルドプレイ(2019)
https://magiclazy.diarynote.jp/201907212356316844/
トイストーリー4のあるべき姿。マジで。
・スノーロワイヤル
ヤクザ2派の争い:用心棒
子煩悩ニーソンの復讐:96時間
勘違いとすれ違いによる状況の悪化:ファーゴ
キチガイパレード:タランティーノ作品
凄まじいジャンルミックス。エンドクレジットのin order of "dis"appearance(退場順人物紹介)に至るまで、端正さと黒い笑いに溢れた奇作。
・工作 黒金星と呼ばれた男
北朝鮮の核開発を探るためビジネスマンとして入り込んだ韓国スパイが、遂には金正日への謁見も果たす…という粗筋ではサスペンスに思うが、半ば折り返してまさかの友情ものにシフトしていく。ラスト、南北朝鮮の友好使節の会見会場の両端で無言で互いを認め合うショットが象徴的。
・Us
ジョーダン・ピール、兎に角映像的な伏線の作り方が上手すぎる。それも大ネタじゃなくて、握手・発煙筒、お化け屋敷の時計など小ネタで散りばめてくる手腕よ。これが長編2作目とは思えない老練さなので、とんでもない監督になっていきそう。
・ガリーボーイ
去年の「パッドマン」、今年では今作や「あなたの名前を呼べたなら」など、インドは格差や社会問題のスケールが途轍もないから物語もダイナミックになるよなあ。ラップ部分の日本語字幕韻が(いとうせいこう監修とは思えないほど)ショボいところ以外は最高。
・アイリッシュマン
ギャング映画で振り返る、戦後アメリカ史。上映時間・形態・興行と全ての面において従来の映画の枠をはみ出た作品を、外ならぬ巨匠スコセッシが撮った辺り、もう映画産業をネットフリックスが変えてしまったことは疑いようがないのよね。
〇ベスト3
・ジョーカー
https://magiclazy.diarynote.jp/201910070203107225/
ラッパー辞めて以降のホアキンは演技お化け。
・ジョンウィック3 パラベラム
序盤の博物館お宝活用戦、モロッココンチネンタルでの高低差バトルとマンネリとは一切無縁のアクションシリーズ。中でも動物を起用したのはチャド監督流石だわ。
「カンフーヨガ」はジャッキーがどれだけ凄い体技を見せても、動物がCGでふわふわしてたせいで緊張感ゼロだった。一方JW3では動物は実物で、やられる人間側を映像処理している。実写だからこそCGには出せない細かい動きがあるし(犬がダッシュで飛び掛かると、顎で把持しながら犬の体が半円を描く)、アクションの組み立て方そのものもリアルにならざるを得なくなる。2015年からのアクション実写化への回帰、その最前線に立つのがジョンウィックシリーズなのは間違いない。
・ドクタースリープ
https://magiclazy.diarynote.jp/201912090030226922/
「ショーシャンクの空に」や「シャイニング」に匹敵する世紀の名作とは言わんが、コンテンツ実写化の最も幸福な形。どこにも角を立てず、調和の取れた形で物語を提示できるあたり、「ジェラルドのゲーム」に続いてフラナガン監督の並外れた力量を知らされた。
〇別格
・天気の子
https://magiclazy.diarynote.jp/201908021945422423/
ゼロ年代ムーブを経験したキモオタでこれに嗚咽しないのは無理だよ。人生ベスト級なので当然2019年最高の映画です。
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