便乗〇〇屋オリカ記事評(英語編) + 訂正追記
2020年5月22日 スポーツ コメント (2) 「about the ban revision of "Vintage"」という英語表現を評していくよ!
・about the ~
ab(周り)とout(外)から成り立つ通り、aboutは「周辺」を表す。引き合いに出されることの多いofと比べれば
talk of:専門性の高い話
talk about:喩えやおさらいを用いる分かり易い話
との違いが出る。なので他フォーマットの禁止や一般論を出さず、aboutを使うのは微妙…。あ、オリカ脱線が伏線ですかね?
そもそもの話をすれば、文頭に前置詞を持ってくるタイトルも自然ではない。嘘だと思うならSCGやCFBの記事一覧を見て欲しい。
①平叙文の主語
②5W1H
③名詞
99%のタイトル文頭がこのどれかの筈だ。仮に文頭だとしても"of what do you think?"のように文語的倒置表現として使われる。自然な英語とするなら
①The 禁止改訂~
②My impression about/of 禁止改訂~(どうせ禁止改訂について「の所感」って言いたいんやろ?)
等はどうだろうか。
・the ban revision
意外に思うだろうが、禁止改定(訂)は公式の表現ではない。
https://mtg-jp.com/search/?q=%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%94%B9%E5%AE%9A
公式の日本語訳では禁止制限告知/BANNED AND RESTRICTED ANNOUNCEMENT
https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034000/
となっているし、イゼ速のニュースタイトルでも公式表現に倣っている(本文中には改訂とあるが、これは後述)
http://www.izzetmtgnews.com/archives/94312
想像になるが、大手海外サイト記事の定型表現
https://www.channelfireball.com/all-strategy/articles/may-18-banned-and-restricted-list-update/
「banned and restricted list update(change)」を有志が翻訳した際の表現が流布され、一般化したためだろう。
では何故ban revisionが問題なのか?これでは禁止「の(連体修飾語)」改訂になるからだ。禁止(リストの)改訂ではない。
カラデシュ、エルドレイン期には禁止が続発したが、「禁止ポリシー変わったな~」との皮肉を込めてban revisionという表現を使うならばアリだが。
断っておくが、この日本語表現そのものは問題ない。
第一に日本は言語的・文化的にハイコンテクストだ。頻繁に省略・脱落が行われるため、禁止改定と書いても「禁止(制限リストの)改訂」と受け手側が理解してくれる。
次に、この表現そのものへの愛着。SNSが未発達で、国内大手ショップが記事に力を入れる前、mtgに関する情報共有と言えばdiarynoteだった。有志が積極的にstar city gamesの記事を翻訳し、private squareに取り上げられて喜んでいたあの時代…。定着した表現を否定するのは余りに無粋だろう。
だからってban revisionはねえけどな。文中なら兎も角トップバナーの表示に「省略を察せ!」と求められても困るし、アンタの造語(誤直訳)やん。
※ ※ ※ ※ ※
代替案示さないのはマジで粗探し止まりなので、英作文の模範提示しときます。
英語に必要なのは①簡明さ②始めに重要な情報を持ってくること、の2点。(言語的誤りを除いたとしても)about the ban revision of Vintage、では意味の中心がぼやけるんですよ。
なので
a) 飽くまで直訳が良いなら My opinion on the ban in Vintage(ban of Vintageではヴィンテフォーマットの禁止になりますな)
b) この禁止がやべーと示したいならthe unprecedented ban (in Vintage)
c) 俺が解説してやる!って意気込み示すならWhy banned?(これだけで通じます)
ご参考までに(誰にだ)。
・about the ~
ab(周り)とout(外)から成り立つ通り、aboutは「周辺」を表す。引き合いに出されることの多いofと比べれば
talk of:専門性の高い話
talk about:喩えやおさらいを用いる分かり易い話
との違いが出る。なので他フォーマットの禁止や一般論を出さず、aboutを使うのは微妙…。あ、オリカ脱線が伏線ですかね?
そもそもの話をすれば、文頭に前置詞を持ってくるタイトルも自然ではない。嘘だと思うならSCGやCFBの記事一覧を見て欲しい。
①平叙文の主語
②5W1H
③名詞
99%のタイトル文頭がこのどれかの筈だ。仮に文頭だとしても"of what do you think?"のように文語的倒置表現として使われる。自然な英語とするなら
①The 禁止改訂~
②My impression about/of 禁止改訂~(どうせ禁止改訂について「の所感」って言いたいんやろ?)
等はどうだろうか。
・the ban revision
意外に思うだろうが、禁止改定(訂)は公式の表現ではない。
https://mtg-jp.com/search/?q=%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%94%B9%E5%AE%9A
公式の日本語訳では禁止制限告知/BANNED AND RESTRICTED ANNOUNCEMENT
https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034000/
となっているし、イゼ速のニュースタイトルでも公式表現に倣っている(本文中には改訂とあるが、これは後述)
http://www.izzetmtgnews.com/archives/94312
想像になるが、大手海外サイト記事の定型表現
https://www.channelfireball.com/all-strategy/articles/may-18-banned-and-restricted-list-update/
「banned and restricted list update(change)」を有志が翻訳した際の表現が流布され、一般化したためだろう。
では何故ban revisionが問題なのか?これでは禁止「の(連体修飾語)」改訂になるからだ。禁止(リストの)改訂ではない。
カラデシュ、エルドレイン期には禁止が続発したが、「禁止ポリシー変わったな~」との皮肉を込めてban revisionという表現を使うならばアリだが。
断っておくが、この日本語表現そのものは問題ない。
第一に日本は言語的・文化的にハイコンテクストだ。頻繁に省略・脱落が行われるため、禁止改定と書いても「禁止(制限リストの)改訂」と受け手側が理解してくれる。
次に、この表現そのものへの愛着。SNSが未発達で、国内大手ショップが記事に力を入れる前、mtgに関する情報共有と言えばdiarynoteだった。有志が積極的にstar city gamesの記事を翻訳し、private squareに取り上げられて喜んでいたあの時代…。定着した表現を否定するのは余りに無粋だろう。
だからってban revisionはねえけどな。文中なら兎も角トップバナーの表示に「省略を察せ!」と求められても困るし、アンタの造語(誤直訳)やん。
※ ※ ※ ※ ※
代替案示さないのはマジで粗探し止まりなので、英作文の模範提示しときます。
英語に必要なのは①簡明さ②始めに重要な情報を持ってくること、の2点。(言語的誤りを除いたとしても)about the ban revision of Vintage、では意味の中心がぼやけるんですよ。
なので
a) 飽くまで直訳が良いなら My opinion on the ban in Vintage(ban of Vintageではヴィンテフォーマットの禁止になりますな)
b) この禁止がやべーと示したいならthe unprecedented ban (in Vintage)
c) 俺が解説してやる!って意気込み示すならWhy banned?(これだけで通じます)
ご参考までに(誰にだ)。
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