現在追ってる連載漫画 2021年4月 その5
2021年4月13日 趣味 Web連載、Web同人も書くつもりだったけど100越えてるので止めました。紙単行本買ってるもの限定で。
https://magiclazy.diarynote.jp/202104052348382267/
https://magiclazy.diarynote.jp/202104072042068576/
https://magiclazy.diarynote.jp/202104100021328022/
https://magiclazy.diarynote.jp/202104112204127920/
⑧ミステリー・サスペンス
・虚構推理
粗筋:不死と予知の化け物+知恵の巫女の探偵業
オリジナルの「鋼人七瀬編」は九郎・琴子の能力がきちんと話に噛み合っていたけど、現在の中編連載ではぶっちゃけ必然性がないよね。そろそろ本筋動かして欲しい。
でもgoo-paa先生の画はエロ同人の頃から好き(失礼)
・雨の日も神様と相撲を
粗筋:相撲と蛙が流行る変な街で死体遺棄事件
虚構推理と同じ原作者のコミカライズ。
次回最終巻ながら、イマイチ設定の必然性が分からなかった(原作者さんの後書きを読んでも分からない)。
・北北西に曇と行け
粗筋:アイスランドで日本人兄弟シリアス旅行
話がちっとも進まないけど、紀行ものとして普通に読める。
・夢に見たあの子のために
粗筋:双子の兄弟が殺し屋の手下になってた
三部けい先生お決まりの超能力ワンアイデア絡めたサスペンスもの。もう終わりそう。
・水たまりに浮かぶ島
粗筋:殺し屋と少年の精神が入れ替わる
極悪人・パンピーのスイッチものって、パンピーの肉体を持った悪人側はスリラーとして成立するのに、悪人の体を持ったパンピー側の話はほんわかしがち。でも本作は速攻で闇世界堕ちすることでどちらの話も緊張感をもって読める。
ジョン・ウー監督の「フェイス/オフ」っぽさあって大好きです。
・ミステリーと言うなかれ
粗筋:天才パーマの探偵カウンセリング
事件本筋とは別の雑学ネタで関係者の心のケアを図るっていうとどうしても「京極堂シリーズ」を思い浮かべるんだが、こっちはテンポが非常に速い。解決ロジックが割と杜撰だったりするが、ケア部分で上手く誤魔化されるし、3~5話の中編構成でミステリ「っぽい」読み物を読めるのは満足感がある。
漫画には不向きなガチガチ本格ロジックではなく、キャラクター性の強い探偵・刑事ものでもなく、ラジオの人生相談を聞くようなオムニバスミステリーを提示できているのは新鮮。
・中禅寺先生物怪講義録~先生が謎を解いてしまうから~
粗筋:新任の先生が芥川の幽霊な件
京極堂スピンオフ。
こっちもテンポの良いあっさりミステリ。個性豊かなキャラが出てくるのも京極堂シリーズの大きな魅力なので、衒学要素は減らし掛け合い要素を増やす選択もなるほど紙幅の限られる漫画では正着と言える。無限に読める。読ませて(懇願)
⑨ファンタジー(ファンタジーめ)
・ハクメイとミコチ
粗筋:リアル等身の異種族動物共生
等身差の激しい「共生」ジャンルにおいて、(主人公たち妖精を除き)デフォルメも少なく、(昆虫もあって)グロテスクさがないのは結構特異。
単行本後書きで必ずMTGネタがあるのはMTG界隈(の一部)で余りにも有名。
・亜人ちゃんは語りたい!
粗筋:亜人女子高校生の学校生活
序盤は順々に新キャラ亜人が出てキャッキャやるだけだったが、亜人の生態・物理法則を科学的に考察する展開になって一段とハネた印象。
・とんがり帽子のアトリエ
粗筋:特殊な物理現象の体系を「魔法」という扱いで秘匿する体制派VS全ての禁呪を明かしたい過激派の争いに巻き込まれる少女たち
ガチガチのハイファンタジー。矢印・直線・円・波形などの規則を複合させ、魔法陣という完成形に落とし込む下りは何度読んでも鳥肌が立つ。ディティールの細かさしかり、漫画という視覚表現を活かす発想しかり。
・くじらの子らは砂上に歌う
粗筋:全てが砂に埋まる世界で、精神力or生命力によって動く特殊能力を巡る戦い
回想使いまくるせいで読みにくさはあるが、設定の細かさは魅力。もうすぐ終わりそう。
・魔入りました!入間くん
粗筋:人間だけど身分偽って魔界エリート学生やってます
少年チャンピオンの現看板漫画。
初期の「悪魔は残酷なまでに利己的」「魔界に捨てられるハメになる」「魔力がない(魔族じゃない)のを誤魔化し誤魔化し生きている」設定は連載長期化で全部飛んだ。初期はもう少しヤケクソ+シリアスなタッチだったので現在の「友情・努力・勝利」展開は食傷気味。
けれど悪い側が少しづつ暗躍を始めているので、伏線を張る段階か。『元祖返り』編はドチャクソシビアな話にして欲しいなあ…。
・ヘテロゲニアリンギスティコ~異種族言語学入門~
粗筋:人間の言語学者が異種族の言葉を収集する旅に出る
発話のみならず身振り・記号・文字・オブジェなど多様な形式で種族ごとの言語を表現するディティールの細かさが魅力。しかし何よりも、「言語はその民族の文化まるごとを体現している」のを盛り込んでいるのは良いなあ。恬淡とした死生観の見える吹雪ビバーク編はその白眉。
中島敦の「光と風と夢」が好きな人はぜひ。
https://magiclazy.diarynote.jp/202104052348382267/
https://magiclazy.diarynote.jp/202104072042068576/
https://magiclazy.diarynote.jp/202104100021328022/
https://magiclazy.diarynote.jp/202104112204127920/
⑧ミステリー・サスペンス
・虚構推理
粗筋:不死と予知の化け物+知恵の巫女の探偵業
オリジナルの「鋼人七瀬編」は九郎・琴子の能力がきちんと話に噛み合っていたけど、現在の中編連載ではぶっちゃけ必然性がないよね。そろそろ本筋動かして欲しい。
でもgoo-paa先生の画はエロ同人の頃から好き(失礼)
・雨の日も神様と相撲を
粗筋:相撲と蛙が流行る変な街で死体遺棄事件
虚構推理と同じ原作者のコミカライズ。
次回最終巻ながら、イマイチ設定の必然性が分からなかった(原作者さんの後書きを読んでも分からない)。
・北北西に曇と行け
粗筋:アイスランドで日本人兄弟シリアス旅行
話がちっとも進まないけど、紀行ものとして普通に読める。
・夢に見たあの子のために
粗筋:双子の兄弟が殺し屋の手下になってた
三部けい先生お決まりの超能力ワンアイデア絡めたサスペンスもの。もう終わりそう。
・水たまりに浮かぶ島
粗筋:殺し屋と少年の精神が入れ替わる
極悪人・パンピーのスイッチものって、パンピーの肉体を持った悪人側はスリラーとして成立するのに、悪人の体を持ったパンピー側の話はほんわかしがち。でも本作は速攻で闇世界堕ちすることでどちらの話も緊張感をもって読める。
ジョン・ウー監督の「フェイス/オフ」っぽさあって大好きです。
・ミステリーと言うなかれ
粗筋:天才パーマの探偵カウンセリング
事件本筋とは別の雑学ネタで関係者の心のケアを図るっていうとどうしても「京極堂シリーズ」を思い浮かべるんだが、こっちはテンポが非常に速い。解決ロジックが割と杜撰だったりするが、ケア部分で上手く誤魔化されるし、3~5話の中編構成でミステリ「っぽい」読み物を読めるのは満足感がある。
漫画には不向きなガチガチ本格ロジックではなく、キャラクター性の強い探偵・刑事ものでもなく、ラジオの人生相談を聞くようなオムニバスミステリーを提示できているのは新鮮。
・中禅寺先生物怪講義録~先生が謎を解いてしまうから~
粗筋:新任の先生が芥川の幽霊な件
京極堂スピンオフ。
こっちもテンポの良いあっさりミステリ。個性豊かなキャラが出てくるのも京極堂シリーズの大きな魅力なので、衒学要素は減らし掛け合い要素を増やす選択もなるほど紙幅の限られる漫画では正着と言える。無限に読める。読ませて(懇願)
⑨ファンタジー(ファンタジーめ)
・ハクメイとミコチ
粗筋:リアル等身の異種族動物共生
等身差の激しい「共生」ジャンルにおいて、(主人公たち妖精を除き)デフォルメも少なく、(昆虫もあって)グロテスクさがないのは結構特異。
単行本後書きで必ずMTGネタがあるのはMTG界隈(の一部)で余りにも有名。
・亜人ちゃんは語りたい!
粗筋:亜人女子高校生の学校生活
序盤は順々に新キャラ亜人が出てキャッキャやるだけだったが、亜人の生態・物理法則を科学的に考察する展開になって一段とハネた印象。
・とんがり帽子のアトリエ
粗筋:特殊な物理現象の体系を「魔法」という扱いで秘匿する体制派VS全ての禁呪を明かしたい過激派の争いに巻き込まれる少女たち
ガチガチのハイファンタジー。矢印・直線・円・波形などの規則を複合させ、魔法陣という完成形に落とし込む下りは何度読んでも鳥肌が立つ。ディティールの細かさしかり、漫画という視覚表現を活かす発想しかり。
・くじらの子らは砂上に歌う
粗筋:全てが砂に埋まる世界で、精神力or生命力によって動く特殊能力を巡る戦い
回想使いまくるせいで読みにくさはあるが、設定の細かさは魅力。もうすぐ終わりそう。
・魔入りました!入間くん
粗筋:人間だけど身分偽って魔界エリート学生やってます
少年チャンピオンの現看板漫画。
初期の「悪魔は残酷なまでに利己的」「魔界に捨てられるハメになる」「魔力がない(魔族じゃない)のを誤魔化し誤魔化し生きている」設定は連載長期化で全部飛んだ。初期はもう少しヤケクソ+シリアスなタッチだったので現在の「友情・努力・勝利」展開は食傷気味。
けれど悪い側が少しづつ暗躍を始めているので、伏線を張る段階か。『元祖返り』編はドチャクソシビアな話にして欲しいなあ…。
・ヘテロゲニアリンギスティコ~異種族言語学入門~
粗筋:人間の言語学者が異種族の言葉を収集する旅に出る
発話のみならず身振り・記号・文字・オブジェなど多様な形式で種族ごとの言語を表現するディティールの細かさが魅力。しかし何よりも、「言語はその民族の文化まるごとを体現している」のを盛り込んでいるのは良いなあ。恬淡とした死生観の見える吹雪ビバーク編はその白眉。
中島敦の「光と風と夢」が好きな人はぜひ。
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