今更ながら「天穂のサクナヒメ」プレイしました
・稲作パート:◎
 RPGのレベル上げをこういう趣向で、とてつもない作り込みで打ち出したことはやはり偉い。稲作11の行程が緻密なのは勿論、マスクデータを現実ベースにさせたことで調べる・知る喜びがその都度出てくるのはやり込み要素として嬉しいよね。(ゲーム全く詳しくないけど)最近の他ゲーだとウマ娘もその系譜かな。

・バトル:〇
 コンシューマゲー体験はPS2(DMC3・バイオ4)で止まってるので僕的には丁度良いシンプルさ。ただコンボゲーなのにダウン追撃・発生キャンセルがないのはちょっと辛い。範囲カチ上げからのエリアルor巻き込みのパターンしかないから作業ゲーになるんよな…。

・世界観、キャラ:◎
 ほんわか和風ゲーのルックしてて実はシビア。プロローグで印象最悪だったキャラ達が世界の背景情報を知って同情を寄せられ、ゲームプレイを通じて段々と愛おしく見えてくる構成は見事。
 俗世が地獄だからこその「桃源郷で登仙」→敢えて天人五衰を受け入れて俗世に再び戻っていく、という終わり方も余韻があって良い。  

・ストーリー、演出:△~〇
 ところどころ惜しい。サクナ+5人の作り込みが良いだけに、アシグモの掘り下げが全くなかったり、友ココロワを唆した天上人の正体が分からず終いだったり(祭で天界の人間を招待する下りがあるのに、そこで伏線回収もせず)。
 大手デベロッパーなら追加DLCを半年くらいで出して後付け補完することが可能だけど、インディーズだから難しいだろうしなあ…。
 ストーリーも噴火~祭手前の後半部がちょい微妙。
 強大なボスを前にこれまでの力を失うって展開は王道なんだけど、和風ゲーの至高「大神」みたくまた一つづつ取り戻していく過程にエモさが微塵もない。あ、飽くまで「お使い」扱いなんだっていう…。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm695629

・やり込み要素
 天辺宮は100階までクリア。300階登頂、アブラムシ駆除は流石に良いかな…。


 確かに評判に違わぬ良作でした。ゲーム素人にはこのくらいのボリューム・難度が心地いい。

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