めっちゃ興味あるけど絶対観に行きたくない新作映画(結構長文)
2021年5月31日 映画
※注意:特定の団体を小馬鹿にする論調が続きます。オフザケが嫌いな方にはブラバをお勧めします。
なお、私個人は無宗教であり、宗教的見地から特定の団体に肩入れ或いは排斥する意図なきことを始めに言明しておきます。
■前置き
…最近、芸人映画って話題じゃないですか?年末から今年にかけて「銭凸待ちのプ〇ル」は話題になりましたし、来月にはさんま猛プッシュの「漁港の肉子ちゃん」が公開。バカリズムに至ってはテレビに加え映画脚本もこなすようになり、順当なキャリアを歩むまでに。
そんな中、僕が昔から追ってた芸人作家さんが居ます。…歴史上の偉人、直近に卒した有名人や、果ては存命中の政治家を自身に憑依させるイタコ芸で有名な大川って人です。大川総裁って呼ばれてるから、芸能事務所・大川興業の社長ですかね?
繰り返しになりますが、僕は無宗教なのでHSの信者ではありません。ですが、HSの映画は何本も観たし、副読本として説法書を買いもした。
何故か?もともと地雷映画を踏み抜きに行くスキモノっていうのもありますが、幸福の科学の映画って、大川さんの野望やルサンチマンに満ち溢れているんですよ。作品そのもののブットビ具合にプラスして、メタレベルでの可笑しみ・ほろ苦さを感じ取れる。
ここからは僕が過去に見た、HS映画の数々を紹介していきます。メタ成分の分析は飽くまで与太話ですので、真に受けないでください。
〇仏陀再誕
たぶん一番知名度のあった映画じゃないかな?大御所声優ご歴々を起用、信者の人海戦術によるタダ券配り、テレビスポットをバンバン打つことによって8.5億の興収を得ました(「ハルヒの消失」クラスの売上です)。
この映画、何がヤバいってラスボスがI田大先生なんすよ。HSの本によれば、(エルカンターレが最強という前提ではあるものの)建前としては他宗教との融和を説いている。でも、映画での池D先生の描き方が露骨過ぎた。
・HSより圧倒的に規模の大きい教団
・政治を支配している
・メディア支配
・それどころか、テレビで毒電波を垂れ流す
・教祖様が半島系のヤバ筋と繋がっている
…といった有様。そうかそうか、それで愛と融和を説くって…納得いくかーい!
〇ファイナルジャッジメント(実写)、神秘の法
2012年の2作。どちらも架空の軍事国家によって日本が侵略される近未来宗教バトル映画ですが、モデルは間違いなく中国です。同年日本公開の「レッドドーン」は日和って悪役を中国人民軍→北朝鮮にした一方、幸福の科学ははっきりと「中国=世界の敵!」と名指す(作品は別になりますが、宇宙人と謎の黒幕が電話会談するシーンでは開口一番「ニイハォ」www)
時期的には幸福実現党が国政への意欲をまだ燃やしていた頃。憲法改正!自虐史観撤廃!先制攻撃出来る軍隊を持て!と息巻いていた。尖閣ビデオ流出の記憶が新しい時期でもあり、タカ派極振りでワンチャン国会議員を狙う戦略は悪くなかったかもしれない。
けれど…翌年にトリモロス=安倍という100倍ヤベーヤツが台頭。中央政治からフェードアウトしていきました。
〇UFO学園の秘密
危険集団の謎を追う高校生たちが、背後の超常存在を知ると共に超能力に目覚め戦う…といった作品。青春・ミステリー・SFホラー・サスペンスなど、ジャンル性があり布教映画とは思えないほど別格の1本。作中でのセルフツッコミ、公式ギャグ4コマなど、「うさん臭さへの相対化視点」があるのにも驚く。
今作におけるメタ要素は、幸福の科学大学(仮称)設立認可の棄却騒動ですね。ざっくり説明すると、私立中高・私塾は兎も角霊言なんて戯言を教育方針に据える大学に認可なんて出してやらんと文科省がすげなく却下しました。
「科学的合理性が認められない」。そういい放つ(HS側からすれば)冷たい世間に対し、作品内でも、また現実のHSでも同様の非合理な回答を示す。そこもまた、本作のメタ要素の一つです。
映画内では「信じればッ…真実は姿を現すんだァーー!」とバトルフェーズへ。巨大トカゲ怪人とジャバウォックのガチンコ殴り合いに突入します。
一方、現実のHSはお家芸の霊言により反駁論陣を敷きます。普通さァ…疑似科学にせよ、インテリジェントデザイン説にせよ、科学データ「っぽい」ものを反論材料にするよね。宗教教育で心身の修養・団体行動でチームワークの獲得→国際人材の開発、とか(捏造)データ込みでそういう論調張らない?「非科学じゃん!」→「真理ですが、何か?」はキティゲェじゃん…。
■本題
漸く本題の、HS最新作『美しい誘惑~現代の「画皮」』の話します!!!
テーマをざっくり言うと「顔だけのオンナって怖ェなァ!!」。ポリコレ時代に打ちだすには気骨ありますよねぇ!
国の行く末を担う青年が傾国の毒婦に危機感を抱きながらも結婚することに。その結婚式当日、化けの皮を表した妖魔とサイキック坊さんバトルをするって話なんですが…これ、脚本が総裁のご長女なんですよね…。
メタ的な話をすると、大川総裁の愛人問題で教団は内紛、夫人とは離婚し、息子は脱会してyoutuberデビューしHSの内幕を暴露する敵側に回ったと聞きます。結果、ご長女が後継者と目されている…。こう聞いてから粗筋見返すと、エゲツなさに哀しくなりません?
そういう訳で、僕の好きなゲテモノ系なんですよ!!でもどうしても観に行く踏ん切りがつかないのは、死ぬほど映像のクオリティが低いからなんです!!
https://www.youtube.com/watch?v=PitlRpE3pKo&ab_channel=HSMovies
予告映像って最大の宣材だから、普通は良いシーンの切り貼りになるものなんですよ?でも2:08、2:31のCGがPS2レベルなんですよ!!仮令ね、予算が少なくたって近接格闘織り交ぜるとか、特殊メイクした顔・模型の接写で場面繋ぐことだって出来た筈。でもそういう工夫がないって、『UFO学園の秘密』から明らかに映画として退化してんじゃん!!!
クソ映画って、「歪さ」こそが愛すべき要素だと思います。献金パワーでアホほど金かけてるのにダサいとか、技術的には高品質なのに監督・脚本の反吐が出そうな思想がにじみ出ているとか。一方で、全方位ダメなクソ映画をこき下ろすのって…ただのイジメになっちゃう。
そんなワケで、「美しい誘惑~現代の画皮~」を見に行く踏ん切りがつきません。既にご覧になった方が居れば、感想を残していって下さい!!!
なお、私個人は無宗教であり、宗教的見地から特定の団体に肩入れ或いは排斥する意図なきことを始めに言明しておきます。
■前置き
…最近、芸人映画って話題じゃないですか?年末から今年にかけて「銭凸待ちのプ〇ル」は話題になりましたし、来月にはさんま猛プッシュの「漁港の肉子ちゃん」が公開。バカリズムに至ってはテレビに加え映画脚本もこなすようになり、順当なキャリアを歩むまでに。
そんな中、僕が昔から追ってた芸人作家さんが居ます。…歴史上の偉人、直近に卒した有名人や、果ては存命中の政治家を自身に憑依させるイタコ芸で有名な大川って人です。大川総裁って呼ばれてるから、芸能事務所・大川興業の社長ですかね?
繰り返しになりますが、僕は無宗教なのでHSの信者ではありません。ですが、HSの映画は何本も観たし、副読本として説法書を買いもした。
何故か?
ここからは僕が過去に見た、HS映画の数々を紹介していきます。メタ成分の分析は飽くまで与太話ですので、真に受けないでください。
〇仏陀再誕
たぶん一番知名度のあった映画じゃないかな?大御所声優ご歴々を起用、信者の人海戦術によるタダ券配り、テレビスポットをバンバン打つことによって8.5億の興収を得ました(「ハルヒの消失」クラスの売上です)。
この映画、何がヤバいってラスボスがI田大先生なんすよ。HSの本によれば、(エルカンターレが最強という前提ではあるものの)建前としては他宗教との融和を説いている。でも、映画での池D先生の描き方が露骨過ぎた。
・HSより圧倒的に規模の大きい教団
・政治を支配している
・メディア支配
・それどころか、テレビで毒電波を垂れ流す
・教祖様が半島系のヤバ筋と繋がっている
…といった有様。そうかそうか、それで愛と融和を説くって…納得いくかーい!
〇ファイナルジャッジメント(実写)、神秘の法
2012年の2作。どちらも架空の軍事国家によって日本が侵略される近未来宗教バトル映画ですが、モデルは間違いなく中国です。同年日本公開の「レッドドーン」は日和って悪役を中国人民軍→北朝鮮にした一方、幸福の科学ははっきりと「中国=世界の敵!」と名指す(作品は別になりますが、宇宙人と謎の黒幕が電話会談するシーンでは開口一番「ニイハォ」www)
時期的には幸福実現党が国政への意欲をまだ燃やしていた頃。憲法改正!自虐史観撤廃!先制攻撃出来る軍隊を持て!と息巻いていた。尖閣ビデオ流出の記憶が新しい時期でもあり、タカ派極振りでワンチャン国会議員を狙う戦略は悪くなかったかもしれない。
けれど…翌年にトリモロス=安倍という100倍ヤベーヤツが台頭。中央政治からフェードアウトしていきました。
〇UFO学園の秘密
危険集団の謎を追う高校生たちが、背後の超常存在を知ると共に超能力に目覚め戦う…といった作品。青春・ミステリー・SFホラー・サスペンスなど、ジャンル性があり
今作におけるメタ要素は、幸福の科学大学(仮称)設立認可の棄却騒動ですね。ざっくり説明すると、私立中高・私塾は兎も角霊言なんて戯言を教育方針に据える大学に認可なんて出してやらんと文科省がすげなく却下しました。
「科学的合理性が認められない」。そういい放つ(HS側からすれば)冷たい世間に対し、作品内でも、また現実のHSでも同様の非合理な回答を示す。そこもまた、本作のメタ要素の一つです。
映画内では「信じればッ…真実は姿を現すんだァーー!」とバトルフェーズへ。巨大トカゲ怪人とジャバウォックのガチンコ殴り合いに突入します。
一方、現実のHSはお家芸の霊言により反駁論陣を敷きます。普通さァ…疑似科学にせよ、インテリジェントデザイン説にせよ、科学データ「っぽい」ものを反論材料にするよね。宗教教育で心身の修養・団体行動でチームワークの獲得→国際人材の開発、とか(捏造)データ込みでそういう論調張らない?「非科学じゃん!」→「真理ですが、何か?」はキティゲェじゃん…。
■本題
漸く本題の、HS最新作『美しい誘惑~現代の「画皮」』の話します!!!
テーマをざっくり言うと「顔だけのオンナって怖ェなァ!!」。ポリコレ時代に打ちだすには気骨ありますよねぇ!
国の行く末を担う青年が傾国の毒婦に危機感を抱きながらも結婚することに。その結婚式当日、化けの皮を表した妖魔とサイキック坊さんバトルをするって話なんですが…これ、脚本が総裁のご長女なんですよね…。
メタ的な話をすると、大川総裁の愛人問題で教団は内紛、夫人とは離婚し、息子は脱会してyoutuberデビューしHSの内幕を暴露する敵側に回ったと聞きます。結果、ご長女が後継者と目されている…。こう聞いてから粗筋見返すと、エゲツなさに哀しくなりません?
そういう訳で、僕の好きなゲテモノ系なんですよ!!でもどうしても観に行く踏ん切りがつかないのは、死ぬほど映像のクオリティが低いからなんです!!
https://www.youtube.com/watch?v=PitlRpE3pKo&ab_channel=HSMovies
予告映像って最大の宣材だから、普通は良いシーンの切り貼りになるものなんですよ?でも2:08、2:31のCGがPS2レベルなんですよ!!仮令ね、予算が少なくたって近接格闘織り交ぜるとか、特殊メイクした顔・模型の接写で場面繋ぐことだって出来た筈。でもそういう工夫がないって、『UFO学園の秘密』から明らかに映画として退化してんじゃん!!!
クソ映画って、「歪さ」こそが愛すべき要素だと思います。献金パワーでアホほど金かけてるのにダサいとか、技術的には高品質なのに監督・脚本の反吐が出そうな思想がにじみ出ているとか。一方で、全方位ダメなクソ映画をこき下ろすのって…ただのイジメになっちゃう。
そんなワケで、「美しい誘惑~現代の画皮~」を見に行く踏ん切りがつきません。既にご覧になった方が居れば、感想を残していって下さい!!!
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