野心的なグロ邦画『真・事故物件 本当に怖い住民たち』を語る
2022年3月7日 映画
粗筋 駆け出しアイドルの佐久間は、マネージャーの安藤から新たな仕事を持ちかけられた。同じ事務所に所属する諏訪部・百瀬と共に事故物件へ住み込み、「幽霊撮るまで帰れません!」企画に参加しろと言うのだ。そのボロアパートは30年前、悪魔教信者がバラバラ殺人を起こした曰くつきの物件だった。
木更津某所へ赴き、貧乏長屋暮らしを始めた3人。身の回りで起きる数々の異変、霊能Youtuber樋之口のバックレなどから憤懣を募らせ安藤に中止を求めるも、彼はのらりくらりと躱し取り合わない。そうこうする内、佐久間は空き部屋のスクラップブックで真実を知る。だが彼女は部屋で突如襲われ…。
①作品概説
監督はスプラッターホラーで知られ、ゆうばり映画祭で物議を醸した佐々木勝己。「この手の」映画を配給するTOCANAが、製作映画第一弾として製作・配給を担当した。公開館は僅か7館ながら、ボンクラオタク共コアな映画ファンの評判は高い。
僕、TOCANAって配給会社『シークレットマツシタ』ってゴミ映画しか知らず調べたんですが、サイゾー傘下で陰謀論・オカルト・猟奇事件の3本柱を発信するニュースサイトなんですね。…期待させてくれるねぇ!(クソ映画ハンター感
②ホラー要素:杜撰の極み
貶し文句で初めて済まないが、前半1時間がもーーー退屈極まる。何故なら、心霊ホラーの勘所を全く心得ていないからだ。
バックステージもの、内幕ものと呼ばれるジャンルがある。演芸、映画、ラジオ、テレビ番組などの製作の裏側を見せるジャンルだ。さて、ホラーに寄せて語るならば「肝試し企画を撮影/配信中に怪事に遭う」というのはPOVが流行った頃に腐るほど作られた。本作の設定もこれに則っている。
在り来たりだから駄目?そんなことはない。だが、ベタにはベタの工夫と面白さがある。それは「ディティール」のフレッシュさと詰めようにある。
3人のYoutuberアイドルは入居後、事ある毎にマネージャー安藤を「段取りの出来ないダメ野郎だ」と愚痴る。だが映画を観る限りでは、彼女らも仕事をしているようには凡そ見えない。
弱小芸能プロ所属ゆえ、出演以外の仕事もアイドル自身がやらねばならない筈だ。生活費を稼ぐためにバイトする、小銭稼ぎと固定ファン獲得のためスパチャリク待ちでライブ配信をする、コラボ案件でトークやパーティーゲーム動画を撮る、Adobeの編集画面を開いてカチカチ作業をするなど…。そうした描写が一切ない。
お仕事要素がないと何故ダメか?(安藤が非協力的なのはワケがあるとはいえ、)彼女らが怠慢に見え、心情的に応援し辛くなるだけではない。心霊ホラーには、「日常風景」が必要なのだ。
③小中理論
屈指のホラー脚本家小中千昭が『恐怖の作法』で語るには、ホラー映画の導入部には「ダラダラ感」が必要だ。何の変哲もない日常、下らない会話やり取りがあるからこそ、後に来るホラー展開が引き立つ。そのため、導入ではなるべく真に迫った生活感が求められるのだ。この映画にはそーゆーのが、まーーーったくない。
これはカメラ一つ取り上げても分かる。「事故物件住みます企画」なのに、定点カメラや三脚を用意してないのが先ずあり得ない(撮影者は常にカメラを構え続けるのだろうか?)。それに、撮影機材の中には望遠レンズを付けた一眼レフが普通に混ざっている。…廃墟や野外ロケなら兎も角、ワンルームでそれ、要ります?
同じく心霊撮影映画で言えば、中田秀夫監督の『貞子』『事故物件 怖い間取り』(←本作がタイトル丸パクリした先)などは、どうしようもないホラー映画だった。だが、どちらも内幕ものとして見るなら、今作とは比較にならない程ディティールはしっかりしている。
低予算映画だから、手が回らないという話ではない。白石晃士監督のホラービデオはこれよりもっと低予算だが、心霊企画の楽屋風景/撮影クルーのディティールは凝っていた。この映画、Youtuber心霊企画という設定が何も活きてこない。上京したての苦学生でも、ブラック企業の借り上げ社宅でも、冬場を越すべく忍び込んだホームレスでも、話は成り立ってしまうのだ。
前半部で唯一良かったのは、心霊Youtuber樋之口が出る5分間だけだ。本職がYoutuberな島田修平が演じることもありトークは流麗で、しかも「手相ネタ」弄りまであるのには正直笑った。とはいえそれ以外は、ディティールを詰める気も、心霊ホラーへの愛もまるで見えない。
④この映画の見所:ゴア表現
佐々木監督がパンフに寄せた言葉だ。こうまで断言されるといっそ清々しい。作り手に心霊ホラーを作る気なんてサラサラ無いんだよ!
では、見所たるゴア表現はどうだろう。「映倫が脚本を審査拒否!」なんてステマを、配給側も打ち出している。…確かに、大手配給の打ち出す「問題作」とやらよりは楽しい。ハーシェルゴードンルイスのように目玉が☆PON☆と飛び出し、ブルーノマッティのように舌ぶち抜いて内臓一本釣りする下りには愛嬌がある。
…とはいえゴア表現のレベルは、2000年代にイーライロスやニコラス・ヴィンディング・レフンが一段階引き上げてしまっている。いまどき、足ぶった切られてる被害者が「わーーーきゃーーー!」と元気良く悲鳴上げられるのは…ちょっとな。
では、この映画の見所はゴアだけなのだろうか?私は寧ろ、後半の展開こそが見所だと思う。今作には、2度急展開が用意されているのだ。
⑤急展開その1:スイッチ
佐久間の部屋に入り込んだのは、幽霊ではなかった。隣室の青年、片桐だったのだ。押し入れから急襲し脱出を試みるも、悪霊が立ちふさがり叶わず。彼女は内臓をズルるん!と引っこ抜かれ死ぬ。不審に思った百瀬が確かめに行くが、彼女は更なる敵に逃亡を阻まれる。マネージャーの安藤もまた、悪霊/殺人鬼の味方だった!
ここから何と、映画の目線が殺人鬼コンビにシフトする。片桐の動機は(30年前に事件を起こした祖父の)「儀式を完成させる」こと。対する安藤は「人為的な心霊スポットの創造」。『空の境界』や『さんかく窓の外側は夜』のように、もうちっと高尚な理想を掲げるなら分かる、だが安藤は
とガキみたいな言い分を口にするのだから堪らない。
おまけに、二人が駄弁るシーンがまた良いのだ。序盤は気弱キャラだった安藤は一転してワイルドに熱弁を奮い、片桐は紫煙を燻らせながら気だるげに相槌を打つ。会話の内容は物騒で猟奇的だが、まるで文化系サークルの部室のようなアンニュイな空気が流れる。世評ではラスト5分ばかりが取り沙汰されるが、僕はここのシーンが堪らなく好きだ。
⑥急展開その2:『グラインドハウス』節
百瀬は監禁され、残る諏訪部も心臓を抉り出され死んだ。ここで、更なる急展開を迎える。死体置き場から百瀬は脱出し、片桐ともみ合いになる。すると霊除けの指輪が手を離れ、片桐は無防備となる。佐久間、諏訪部ら殺された女性が彼を囲み、拳や頭突きでタコ殴りを始める。最後は祭壇に彼を置き、四肢とド頭を「いっせーの」でぶち抜き"The End"の文字がデカデカと画面を飾る。
クソ男を女性達がフルボッコにする姿をフラッシュカット、景気よくぶっ殺す一枚画で終わる手つきしかり、このラストは『グラインドハウス:デスプルーフ』オマージュなのは明らかだろう。
だが僕は寧ろ、押切蓮介の漫画を思い出した。序盤は怪異に怖い目に遭わされた側が、ブチ切れてハイテンションな反撃に出る。霊能バトルではなく実力行使でブチ殺す、霊も人間も一緒になって逆襲に出る辺りが『ゆうやみ特攻隊』『サユリ』を彷彿とさせる。
では良作なのか?…とも言い切れないのが惜しい。何故なら、回収されない謎が余りにも多いからだ。
⑦投げっぱなしエンド
本作は未回収の要素が多すぎる。先ず3人を死に追いやった安藤はどうなったのか?助っ人で来る筈だった樋之口もグルなのか?我が子を求める狂女は誰だったのか?悪党チームだった筈の片桐祖父は、何でちゃっかり寝返ったのか?全部が投げっぱで終わる。
これが『デスプルーフ』オマージュと言うのなら、それは違う。デスプルーフは女性3人の関係性、悪党カートラッセルの殺人嗜好などドラマ要素を全て描き切った上で逆襲劇が開幕する。だからこそ、ラストには爽快感が残る。転じて今作は、Youtuber3人以外の描写はなおざりなため、モヤモヤを抱えたまま帰途に付くことになる。
⑧結びに
だが、それすらも織り込み済なのかもしれない。今作は早くも続編製作が決定し、佐久間役(こいつ既に死んでるキャラだぞ?)、安藤役は続投となるとのこと。
なので、きっと次回作では謎が回収されるに違いない。更には、佐久間&諏訪部&百瀬VS安藤&片桐&ジジイの幽明入り乱れての乱闘戦が観られるかもしれない。悪霊が人を殺す映画は数多あれど、劇中死んだ者が改めて悪霊スプラッターバトルをする映画ってのは…『サーティーンゴースト』くらいしか無いんじゃないのか?
そもそもこれ、低予算のクソ映画枠だからね?それなのにこれ程語り代があるのは、嬉しい拾い物だ。続編を座して待ちたい。
はい、4千字評でした。良いタイプのクソ映画。
木更津某所へ赴き、貧乏長屋暮らしを始めた3人。身の回りで起きる数々の異変、霊能Youtuber樋之口のバックレなどから憤懣を募らせ安藤に中止を求めるも、彼はのらりくらりと躱し取り合わない。そうこうする内、佐久間は空き部屋のスクラップブックで真実を知る。だが彼女は部屋で突如襲われ…。
①作品概説
監督はスプラッターホラーで知られ、ゆうばり映画祭で物議を醸した佐々木勝己。「この手の」映画を配給するTOCANAが、製作映画第一弾として製作・配給を担当した。公開館は僅か7館ながら、
僕、TOCANAって配給会社『シークレットマツシタ』
②ホラー要素:杜撰の極み
貶し文句で初めて済まないが、前半1時間がもーーー退屈極まる。何故なら、心霊ホラーの勘所を全く心得ていないからだ。
バックステージもの、内幕ものと呼ばれるジャンルがある。演芸、映画、ラジオ、テレビ番組などの製作の裏側を見せるジャンルだ。さて、ホラーに寄せて語るならば「肝試し企画を撮影/配信中に怪事に遭う」というのはPOVが流行った頃に腐るほど作られた。本作の設定もこれに則っている。
在り来たりだから駄目?そんなことはない。だが、ベタにはベタの工夫と面白さがある。それは「ディティール」のフレッシュさと詰めようにある。
3人のYoutuberアイドルは入居後、事ある毎にマネージャー安藤を「段取りの出来ないダメ野郎だ」と愚痴る。だが映画を観る限りでは、彼女らも仕事をしているようには凡そ見えない。
弱小芸能プロ所属ゆえ、出演以外の仕事もアイドル自身がやらねばならない筈だ。生活費を稼ぐためにバイトする、小銭稼ぎと固定ファン獲得のためスパチャリク待ちでライブ配信をする、コラボ案件でトークやパーティーゲーム動画を撮る、Adobeの編集画面を開いてカチカチ作業をするなど…。そうした描写が一切ない。
お仕事要素がないと何故ダメか?(安藤が非協力的なのはワケがあるとはいえ、)彼女らが怠慢に見え、心情的に応援し辛くなるだけではない。心霊ホラーには、「日常風景」が必要なのだ。
③小中理論
屈指のホラー脚本家小中千昭が『恐怖の作法』で語るには、ホラー映画の導入部には「ダラダラ感」が必要だ。何の変哲もない日常、下らない会話やり取りがあるからこそ、後に来るホラー展開が引き立つ。そのため、導入ではなるべく真に迫った生活感が求められるのだ。この映画にはそーゆーのが、まーーーったくない。
これはカメラ一つ取り上げても分かる。「事故物件住みます企画」なのに、定点カメラや三脚を用意してないのが先ずあり得ない(撮影者は常にカメラを構え続けるのだろうか?)。それに、撮影機材の中には望遠レンズを付けた一眼レフが普通に混ざっている。…廃墟や野外ロケなら兎も角、ワンルームでそれ、要ります?
同じく心霊撮影映画で言えば、中田秀夫監督の『貞子』『事故物件 怖い間取り』(←本作がタイトル丸パクリした先)などは、どうしようもないホラー映画だった。だが、どちらも内幕ものとして見るなら、今作とは比較にならない程ディティールはしっかりしている。
低予算映画だから、手が回らないという話ではない。白石晃士監督のホラービデオはこれよりもっと低予算だが、心霊企画の楽屋風景/撮影クルーのディティールは凝っていた。この映画、Youtuber心霊企画という設定が何も活きてこない。上京したての苦学生でも、ブラック企業の借り上げ社宅でも、冬場を越すべく忍び込んだホームレスでも、話は成り立ってしまうのだ。
前半部で唯一良かったのは、心霊Youtuber樋之口が出る5分間だけだ。本職がYoutuberな島田修平が演じることもありトークは流麗で、しかも「手相ネタ」弄りまであるのには正直笑った。とはいえそれ以外は、ディティールを詰める気も、心霊ホラーへの愛もまるで見えない。
④この映画の見所:ゴア表現
ジャーロ的に言うなれば、僕は”いかに殺すか”にしか興味がなく、ストーリーやキャラクターといった物にはぶっちゃけ興味が無いんです。…(中略)…だから、パッチワークの様に昔見た残酷映画の一場面を毎限してコラージュして、自分のスクラップブックを作る、ただそれだけ。
佐々木監督がパンフに寄せた言葉だ。こうまで断言されるといっそ清々しい。作り手に心霊ホラーを作る気なんてサラサラ無いんだよ!
では、見所たるゴア表現はどうだろう。「映倫が脚本を審査拒否!」なんてステマを、配給側も打ち出している。…確かに、大手配給の打ち出す「問題作」とやらよりは楽しい。ハーシェルゴードンルイスのように目玉が☆PON☆と飛び出し、ブルーノマッティのように舌ぶち抜いて内臓一本釣りする下りには愛嬌がある。
…とはいえゴア表現のレベルは、2000年代にイーライロスやニコラス・ヴィンディング・レフンが一段階引き上げてしまっている。いまどき、足ぶった切られてる被害者が「わーーーきゃーーー!」と元気良く悲鳴上げられるのは…ちょっとな。
では、この映画の見所はゴアだけなのだろうか?私は寧ろ、後半の展開こそが見所だと思う。今作には、2度急展開が用意されているのだ。
⑤急展開その1:スイッチ
佐久間の部屋に入り込んだのは、幽霊ではなかった。隣室の青年、片桐だったのだ。押し入れから急襲し脱出を試みるも、悪霊が立ちふさがり叶わず。彼女は内臓をズルるん!と引っこ抜かれ死ぬ。不審に思った百瀬が確かめに行くが、彼女は更なる敵に逃亡を阻まれる。マネージャーの安藤もまた、悪霊/殺人鬼の味方だった!
ここから何と、映画の目線が殺人鬼コンビにシフトする。片桐の動機は(30年前に事件を起こした祖父の)「儀式を完成させる」こと。対する安藤は「人為的な心霊スポットの創造」。『空の境界』や『さんかく窓の外側は夜』のように、もうちっと高尚な理想を掲げるなら分かる、だが安藤は
どんな心霊スポットも、肝試しだのカップルだのが来るせいで、皆幽霊逃げちまうんだよ!これじゃ聖地が絶滅しちゃうじゃないか!
とガキみたいな言い分を口にするのだから堪らない。
おまけに、二人が駄弁るシーンがまた良いのだ。序盤は気弱キャラだった安藤は一転してワイルドに熱弁を奮い、片桐は紫煙を燻らせながら気だるげに相槌を打つ。会話の内容は物騒で猟奇的だが、まるで文化系サークルの部室のようなアンニュイな空気が流れる。世評ではラスト5分ばかりが取り沙汰されるが、僕はここのシーンが堪らなく好きだ。
⑥急展開その2:『グラインドハウス』節
百瀬は監禁され、残る諏訪部も心臓を抉り出され死んだ。ここで、更なる急展開を迎える。死体置き場から百瀬は脱出し、片桐ともみ合いになる。すると霊除けの指輪が手を離れ、片桐は無防備となる。佐久間、諏訪部ら殺された女性が彼を囲み、拳や頭突きでタコ殴りを始める。最後は祭壇に彼を置き、四肢とド頭を「いっせーの」でぶち抜き"The End"の文字がデカデカと画面を飾る。
クソ男を女性達がフルボッコにする姿をフラッシュカット、景気よくぶっ殺す一枚画で終わる手つきしかり、このラストは『グラインドハウス:デスプルーフ』オマージュなのは明らかだろう。
だが僕は寧ろ、押切蓮介の漫画を思い出した。序盤は怪異に怖い目に遭わされた側が、ブチ切れてハイテンションな反撃に出る。霊能バトルではなく実力行使でブチ殺す、霊も人間も一緒になって逆襲に出る辺りが『ゆうやみ特攻隊』『サユリ』を彷彿とさせる。
では良作なのか?…とも言い切れないのが惜しい。何故なら、回収されない謎が余りにも多いからだ。
⑦投げっぱなしエンド
本作は未回収の要素が多すぎる。先ず3人を死に追いやった安藤はどうなったのか?助っ人で来る筈だった樋之口もグルなのか?我が子を求める狂女は誰だったのか?悪党チームだった筈の片桐祖父は、何でちゃっかり寝返ったのか?全部が投げっぱで終わる。
これが『デスプルーフ』オマージュと言うのなら、それは違う。デスプルーフは女性3人の関係性、悪党カートラッセルの殺人嗜好などドラマ要素を全て描き切った上で逆襲劇が開幕する。だからこそ、ラストには爽快感が残る。転じて今作は、Youtuber3人以外の描写はなおざりなため、モヤモヤを抱えたまま帰途に付くことになる。
⑧結びに
だが、それすらも織り込み済なのかもしれない。今作は早くも続編製作が決定し、佐久間役(こいつ既に死んでるキャラだぞ?)、安藤役は続投となるとのこと。
なので、きっと次回作では謎が回収されるに違いない。更には、佐久間&諏訪部&百瀬VS安藤&片桐&ジジイの幽明入り乱れての乱闘戦が観られるかもしれない。悪霊が人を殺す映画は数多あれど、劇中死んだ者が改めて悪霊スプラッターバトルをする映画ってのは…『サーティーンゴースト』くらいしか無いんじゃないのか?
そもそもこれ、低予算のクソ映画枠だからね?それなのにこれ程語り代があるのは、嬉しい拾い物だ。続編を座して待ちたい。
はい、4千字評でした。良いタイプのクソ映画。
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